昨日思いがけなく、急きょ仕事が舞い込んだことで、ちょっとテンション上がった週末。 気がつけば、シネコンの
会員ポイントもたまってたんで、普段は行かない日曜日ですが、今日は映画に行っちゃったよ。
もう、さすがにすいてるだろうって、また、ど真ん中の席で鑑賞。 確かにすいてたけど、なぜか女子多し。
しかも後ろの女子ズが、何かと、こちょこちょうるさくて・・ 「ちょっと止めてよ。」って言おうかと思ったが・・・ まあ、
それほどの映画でもないし、まっ、いいかって。 そのうち静かになったので、まあ集中できました。 
ヤフーの映画評みると、皆さん結構ぼろくそに書いてある・・・ じゃ、辞める・・？ いや、やっぱり自分が見ないと。
そう、結構ねえ、みんながボロクソ書いてるのが、気にいっちゃう時もあるんです。
この映画もー そこまで言うことないじゃん！って、私はむしろ、ちょっと褒めよう。
確かに、思ったよりは恐くない。 一見、幸せそうな、仲良さそうなひっこしてきたばかりの明日香と家族。
そして、砂場で遊ぶミノルくんて男の子も・・・ 至極普通でしたわ。 あんな子が一人で砂場で遊んでたら、
やっぱちょっと声かけたくなっちゃうかな～って。
しかし冒頭からホラーテイストで来たのは、まだ会ってない隣りの住人。 挨拶に行っても返事はない。
ただ毎朝のように鳴るめざまし時計のうるさいのと、壁を引っかくような音・・・
このへん、私は団地とか住んだことないんですけど、壁一つ隔てて、隣りの音が聞こえてくるーってなんか
気になっちゃうわね。。 今も団地ってそう・・？ またドア閉めちゃうと、ほんとに閉ざされた世界。
隣りに誰が住んでるのかもわかんない。。 これもホラーっちゃ、ホラーかな。
そして、今時の問題でもある老人の孤独死。。 お隣りの住人がそうだったのね。
無視してたんじゃないの。。 出たくても出られなかったのよ。 そして奇しくもその死体の第一発見者となる
明日香ちゃん・・・ そこから、なぜもっと早くに気づいてやれなかったのか自責の念にかられー
この老人の亡霊にとり憑かれる・・・・？！
いやや、お話しはそんな単純なものじゃなかった。 実はこの明日香ちゃん自身が、深い深い、心の闇を
抱えてたのね・・・ そして団地に巣食うほんとうの霊とはー 
私がこの話、ちょっと好きなとこは・・・ ＴＶの序章を見ててなんとなく、雰囲気がわかったのですが。
これって昔ながらの、日本のホラーってか、「怪談」 じゃないですか？
テロリストみたいな霊よ。 こういう霊って、昔の日本の怪談にはいなかったじゃない？
霊媒師さんが、「霊は場所に憑りつくんじゃない。 人のこころに、憑りつくのよ。」なんて言ってたけど、そうだな・・
あまり元気いっぱいの人には霊は来ない。 どこか心の闇を持つ人に、人の心の隙間をついてやってくる。。
明日香ちゃんの悲しい過去や、秘密はおいおいわかりますが。。
私はなんかね・・・ 見てて、ちょっとせつない気持ちにもなりましたわ。
ＴＶの序章に出てきた６話の、不動産屋さんの話。。 あれを観た時もなんだか悲しくてね。
ミノルくんを「シンイチ」（だっけかな）と呼び、一緒に暮らしてた不動産屋のオジサン。
ある日気づいてしまったのね。。 自分の息子の「シンイチ」は、とうにこの世にいないことを。
自分の不注意で死なせてしまった最愛の息子。。 その時家族も一緒に失ってしまったのね。
後悔してもしきれない自責の念と・・・ 恋しい気持ちが、きっと呼び寄せてしまったのね。
あのまま気づかない方が・・・もしかして幸せだった・？ わからないけど。
前を向いて生きていかなきゃって思っても・・・ なかなかそうは行かないこともあるのよねえ。
そこで、時計が止まってしまうことも。。 それは霊も。。。
私はこの話、そんなに嫌いじゃないわ。
まあ、ちょっと、ツッコみどこも、いろいろありますけどねー。
まず、明日香、何で、一人暮らしすんのに、わざわざあんな団地に行くだよー。 団地ったら家族モンじゃないの？
明日香の叔父さん夫婦、あの学校の先生が訪ねた時点で、見に行った方がよかったんじゃないのー？
最後のドア開けちゃダメってのは・・・ まさに「怪談」 牡丹燈籠のくだりですな。
「いとしい、〇〇さま・・・ どうして戸を開けてくださらぬっ。。 お恨み申します～」とかって。
ドアに近づいちゃダメだったわよ。。 （ちょっとネタばれですか？？）
最後はちょっとホラーになってしまいましたね。 ミノルくん・・・ 悪霊になっちゃったじゃん！？
ちょっと結末がね・・・ ってとこで、酷評がまたついたのかもしれません。。
まあ、映画館じゃなくてもいいけど、ＤＶＤでも機会があったら。 できれば一人で見てね。
女子友と見ちゃダメ。 （たぶん、集中しないと思うので。）
それじゃ。。 ７月も映画が観られるといいなあ。
