「猿の惑星 聖戦記」

体調不調じゃありますが、体調不調でしばらく延期してた映画鑑賞。 
そろそろ、見ないと終わってしまうぞって事で、急ぎ先日見てきました。 
映画終了間際に見ると・・・平日の微妙な時間ってこともありますが、やった、また貸切シアターだよ。
ほとんどお客のないガラガラ感。 寂しいようでも、今の私にゃありがたい。 (人大杉に疲れてますから)
ゆっくり鑑賞できるぞって、ちょっと嬉しい。

そして観たのは、「猿の惑星 聖戦記(グレート・ウォー)」です。 
このシリーズはジェネシスライジングと前作2作品見てるので、シリーズ最後とも言われるこの作品。
やっぱり見ておかなくちゃねって。  もう終わっちゃってると思うのでネタバレもするかな。


ちょっとおさらいしますと、一作目ジェネシスでは、どうしてこんな知能の高いお猿さんが出てきたかと
言えばー やっぱり原因を作ったのは人間だったのですね。
認知症を直す薬の研究開発過程で、試したものが、猿に特別な効果が出ちゃった、
その薬研究に携わった科学者ウィルの家にペットとしていたのがシーザーだったわけです。
一作目は、このウィルとシーザーの物語のようでもあった。(でも、そもそもウィルが元凶なのか?)
高い知能を持ったシーザーはやがて猿と人間の違いを意識し、だけど猿が虐げられていいわけがないと、
他の猿たちも率いて反乱を起こします。  そして森へ皆を誘導して向い、ウィルとの決別・・・
けしてお互いは憎みあった訳じゃない、ウィルはシーザーとまた共に暮らそうと思うのですが、
もう、シーザーの方でそれを受け入れられなくなったのですねえ・・・ 切ない別れでした、


そして、2作目は、その森に猿の王国が完成しちゃいます。  前作ではまだナイーブ感があった
シーザーですが、2作目では森のリーダーとしての風格が出ちゃって・・・びっくりでした。
ここでも、そろそろ人間たちとの対立が生まれます。  コバって猿の下克上反乱もありましたね、
人間ドラマならん、猿ドラマが中心でしたわ。



そして、3作目、ますます猿ドラマが深くなる・・・ (もはや、猿とは言えないでしょう。)
そして、今回は、人間側に、「大佐」という凶悪な存在が出てくる。 
前2作には、ウィルや、マルコムと言った理解ある良い人がいましたけど、今回は人間側には悪いのだけ。
とにかく冒頭から、この大佐率いる軍隊が、森の猿たちを一掃すべく攻撃してきます。
そしてなんと・・・ シーザーの家族まで末息子を残して、殺されてしまった・・!
自分たちは闘いなんて望んでない・・・ ただ静かに暮らしたいだけなのに・・何で!
これには、シーザーも怒り爆発。  何としてもこの大佐だけは許せないって。

しかし、もうこの森も安全ではいられない、新たな場所に引っ越さねばならんって、残った一行は旅に、
さらにシーザーは、この大佐に復讐すべく大佐を追って群れから離れます。
シーザーを心配してついてきたのは、三匹の猿。 しかし、こんな4匹の猿で、どうやってあの軍隊と
戦うんだよ~ ってanbelnも心配になってしまいましたよ。 無理だろうって。
しかし、サブタイトルが 「聖戦記 グレートウォー」だもんなあ。。 

しかし、このタイトルですが・・・ また猿が大暴れ、人間たちとの一大決戦?!ってのとは、ちょっと
赴きが変わりました。  この後しばし、ロードムービーのような展開です。

そこで旅の途中で出会った、新たな展開に続く2人の重要キャラが登場。
一人はお猿さんですが・・・ 毛がない! 新種のお猿さん。 そしてもう一人は美しい少女。
しかし、口がきけないのです。  この口がきけない少女、後にノバァと名づけられますが・・・
思い出さない?  昔の「猿の惑星」でチャールトン・ヘストンが最後に一緒に連れて旅だったのが、
ノバァって女性でしたね。  口がきけなかった。 というか、人類そのもが口がきけなかった。

そう、この頃から、口がきけない人間が出現するのです。。  猿の進化と共に、人類の退化?
ある日突然、発症したりもするようですよ。

シーザー一行は旅を続けますが、途中でゴリラがシーザーを庇って銃弾に倒れたことで、
シーザーは彼らからも離れ、自分だけで大佐を追うと言いますの。
やむなく分かれる一行でしたが、これが良い決断になりましたわ。

なぜならー その後シーザーはあっさり捕えられてしまいます。  
さらに、分かれた森の仲間たちも、捕えられて、大佐の軍隊に強制労働させられてます。
憎っくき大佐とは、対面できましたが、どうにもできないもどかしさ。 群れの仲間も人質(?)だしさあ。
シーザーもことごとく痛めつけられたり・・・ あ~ 見てるのもしんどい。 

そこで、活躍するのがー シーザーと別れた残りの猿たち。 やっぱりシーザーが心配で、
追ってきてたのですねえ。  ノバァも無垢な勇敢さで意外な働きをしますのよ。
猿のプリズンブレイクだ~ ってのが後半の見せ場です。

猿たちの援護じゃないけど、この大佐自体、よく思われてないようで、最後は人間同士の戦いもー

あ~ これを見てると・・・・ どっちが愚かかと思いますねえ。

さて、この映画の見せ場とうか、anbelnが一番思ったのはー 

何と言ってもシーザーの男前です

群れを率いるリーダーとは格あるものー ってのを、まざまざと見せられました。  
あんな大佐と比べたら大違い。  前作からもそうでしたが、しびれますわ。
こんな人じゃ・・・猿じゃあ、皆もついていこうって思いますね。 後半も大活躍です。
しかし・・・・ それが・・・ ああ、もう最後なんだなあって。。

猿キャラもだんだん人間臭くなりますなあ。 今回も裏切りものが出たり、なんと人間に自ら、
使われていたりして、シーザーや猿仲間をいたぶるゴリラ野郎も。  ちょっと面白かったです。
まあ、こういうのは映画の掟で最後死にますが。

ちょっと興奮しながら楽しめました。  大佐とも最後にまた対峙するシーザーでしたが、
意外な結末がやってきました。  
今回は、オリジナル「猿の惑星」を踏まえたものですね。 
そういえば、シーザーの息子、コーネリアスって名前も、「猿の惑星」に出てきてましたね。
違う猿でしょうが、チャールトン・ヘストンを助けた、猿の科学者だったね。
ちょっと考えてますなあ。
クライマックスはちょっと興奮して、やっぱり見てよかったです。  



ちょっと長丁場の140分・・・・ 残念な事は・・・体調不調の私は、なんと2回もトイレに行ってしまった!
ほんとにすいててよかったです・・・   私の列、前列、後列、誰もいなかったですから。
それだけが何とも悲しかった。  まあ、しょうがないね。。。

あー、陽が短くなった。。 今日もそろそろ後半だねえ。。。