今日で４月も終わりですねえ。。 どうも季節の変わり目は心身不調でなんとも元気が出ず。。
さて、こんな時には映画だっ、それも元気が出そうな映画だっということで、行ってきました。
「ダンガル きっと強くなる」 ほら、この写真、どっかで見たことありませんか？
実話を元に作られたという話題のインド映画です。 インド映画なんてどんなもんかと思ったが、
なかなか面白かったです。 舞台がインドで俳優さんがインド人なだけでハリウッド映画と比べても
そんなに違いなかったかなあって。 私、結構感動してしまいましたっと。
インドの劇レアファミリーかと思いますが、ちょっと「劇レアさん」風にお伝えしましょうか。
主人公のお父さん、マハヴィルさんは、昔レスリングの国内チャンピオンじゃありましたが、生活の為に
引退し、いつしか自分がやりとげれなかった世界制覇の夢を我が子に託そうと思います。
ところがー 生まれてきた子供はみんな女の子。 なんとか男の子を作ろうと近所の人の怪しいアドバイスにも
耳を傾けて頑張った（？）ようですが。。 （この辺、笑える。 そんなんで産み分けなんてできないっしょ。）
それも叶わず、この夢もあきらめることに・・・ しかし、失意の彼に転機がやってきた！
ある日、成長したこの長女と次女が喧嘩して相手の男子たちをコテンパンにやっつけちゃった。
お父さん、これを見て・・・ もしかして、この子たち、格闘技の素質あるかも～ って閃いちゃった。
長女も次女も何が起こったかわからず、毎朝のロードランニングから、いきなりつきあわされる。
こんな服じゃ走れないよって言えば、服を短く切って短パンにしちゃったり、髪の毛にどろがつく・・
なんていうもんなら、バッサリ髪の毛まで切っちゃって。 特訓の一環で川に落とされたり・・・
見ようによっては児童虐待か？！ なんて言われちゃいそうじゃん、どっかの国なら。
近所の人もそんなお父さんを好奇の目で見て、いろいろ言われちゃって。。
あー、つきあわされる娘たちも可哀そうって感じの始まりよ。 娘たち抵抗もするけどそれも叶わず・・
しかし、娘たちにも転機がやってきた！ ある日練習をさぼってやってきた近所の結婚式。
楽しそうにしてるとこへ突然お父さんの乱入。 みんなをどん引かせて帰るお父さんに、娘たちもキレ・・・
あんなお父さんやだ～ って泣いてると、そこの花嫁が言うのです。。
インドの女は、結婚して子供を生むだけ・・・ でも、あなたたちは違うわ。
お父さんはあなたたちの未来のためにやってるのよー （って、そうか～？！）
しかし、この言葉にはっとした娘たちは、それからまた必死にお父さんの特訓についていくー
そしてメキメキ頭角を現していく・・・ 近所さんの見る目も変わっていくのです。
前半はこの娘たちとお父さんの特訓の日々を描きます。 これだけでも結構見応えありますが。
後半はさらに、成長した娘たちが、成長したゆえに、また違う問題とぶつかるのだよねえ。
インドの国内チャンピオンになった長女ギータは、初めて親元を離れナショナルチームに合流。
厳しいお父さんから解放されて初めて味わう自由と青春。 ちょっとハメをはずしちゃったりねえ・・・
そこで故郷に帰るとお父さんとの確執も現れます。 このへんは、でもすご～くわかる。。。
パパのレスリングは古いのよ！ なんて、反抗もしちゃって、パパとガチファイトするのもすごかった。
そして、最後の最後でなんとお父さんを投げ飛ばしちゃった！
娘に負けたお父さん・・・ この時の気持ちがせつないねえ。。。 もう俺の出る幕はないのかってか。
しかし、しかし、そこで終わらないのがこの映画だ。 パパはまだまだ必要ですって。
ちょっと気持ちが緩んだかギータ。 コーチとも合わないか、試合にノレず負けがこみ・・・
落ち込んでいる時、やっぱり助けになるのは故郷の家族だ、お父さんだって。
お父さん、娘のために上京しちゃいますって。
後半もパパは頑張ります。 このへんは、ぜひ映画を観てほしい。
インド映画かって思ったけど、ストーリー展開もしっかりしてるし、笑わせどこも泣かせどこも、
しっかり押さえてますわあ。 俳優さんもいい！
ロッキーの時もそうですが、こういう映画は、試合がやっぱり見せ場でもある。
今回の女優さんたちも頑張ったねえ。 かなりの迫力ものですよ～ 痛そう～
そして最後は、やっぱり・・・・ 私は泣いていた・・・ 
自然に涙が出てきちゃったのであ～る。
自然に涙が出てきちゃったのであ～る。そして、またインドミュージックって結構ハマるっ。 映画のところどころで歌が出てくるけど、
面白いですねえ。 すごくポップでノリもいい。
なんといっても、エンディングでもかかる、「ダンガル、ダンガル」はサイコー ！！
ロッキーのテーマと共に、私を元気づけてくれそうです。
辛くなったら思い出そう。 ダンガル、ダンガル ！
と、いう訳で、 これはお勧めです。 ぜひ観てね。 
