なんだか嬉しい 「リベンジマッチ」

それでは、そろそろ映画の話にまいりましょう。  まずはこちらから。  なんかちょっと思い出しますね~
ええ、ロッキー再び? そしてかたや、相手は、あの「レイジングブル」 ?!(って、知ってるかな~?)
 
ロッキー・ザ・ファイナルの時のインタビューで、「年をとってわかったことは、人生は安易にならない。 むしろ
困難になるということです。 年をとって利口になる、経験も積む、なのに、社会からはいらない、次の世代に
譲りなさいと言われる。 しかし私はそうは思わない。 私には若さが残っている、闘い続ける気持ちがあるー」
 
ーと言ったように、その後、ランボー4だの、エクスペンダブルズだの、往年の体をはった、アクション映画を
彷彿する作品を次々とプロデュース、主演してきたスターローンが、今度は原点に立ったようなボクシング
映画ですかいっ。  しかも相手にデニーロを据えてー と言ったら、やっぱり見なくちゃなあって。
 
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でも、どうですか?  ちょっと痛い・・?  ええ、私もちょっと心配しちゃったくらいよ。
1980年代、同じ時代をライバル同士火花を散らした、レイザーと、キッド。  決着をつけるはずの試合を
前に突如引退してしまったレイザー。  遺恨を残したまま、別々の人生を歩んでた2人がひょんなことから
30年の時を経て、ついに決着をつけることにー  
しかし、30年ですからねえ。。 共に60代を過ぎたボクサー・・・って言ってるけど、調べてみたら、
スターローンは67才、デニーロは、70才よ。  さすがに年とったなあって気はした。
 
記者会見のシーンでも、何をいまさらー、 老人虐待にならないかー など酷いことも言われつも、
最初は金の為だの、遺恨晴らしだので受けた試合も、トレーニングを重ね、だんだん本気モードに
なってく2人。。    ああ、でもこれ、そんなに真剣になって見るシリアス話でもない。
 
全体的に軽いコメディタッチになってます。  特にデニーロ演じるキッドは、もうチャラけ爺いだし。
ダメ親父の典型ー みたいな。  ええ、そこで出てくるのが、昔別れた息子。
実は彼、当時のライバル、レイザーの彼女とできちゃったんです。 その時にできたのがこの息子。
2人の遺恨はボクシングだけじゃなく・・・ 昔の恋敵でもあったんですねえ。
この息子を演じるのが・・・ あっ、ちょっと見た顔だって思ったら、「ウォーキングデッド」のシェーンだあ。
 
この映画で見るとなかなかカッコいいです。  そんで、ロッキー・ザ・ファイナルでも、ロッキーと息子の
確執と絆が描かれてましたが、ここでは、デニーロ演じるキッドと、息子の間にも、やはり確執と・・・
それを乗り越えて親子の絆が描かれます。 
 
ええ、さすがスターローン、ちょっとずるいです。  どう見てもちょっとロッキーを思い出す。。
サービスシーンってのかな、お馴染みの生卵飲みやら、精肉にパンチー(やりそうになる) なんてのもある。
まあ、観てるこっちは、くすっとなっちゃいますけどね。
 
コメディタッチには描かれながら、ちょっとホロっとさせてくれるし、ええ、最後のリベンジマッチは、
もう~爺いのガチンコ勝負です。  いや~ ジジイなんて言わせないよ~ってなもんさ。
お二人ともよくやってくれました。
 
なんか見ていてすっきり、嬉しくなっちゃう映画でした。
 
ええ、私も誓うわ。  スターローンがもうダメだ、体はった映画からは卒業するー って言う年まではー
自分らしく頑張ろうって。
 
え? 2人の勝負の行方はー ?     そんなのどっちでもいいんですって。