「クリード」だけどロッキー

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今日は連休ラストなんで、もう一本。 新年初映画と言いたいとこですが、大晦日に見ました。

私にとって、「ロッキー」は特別な映画。 もう40年?近い前の初作から、ずっと観てる。
(さすがに一作目はテレビですけどね。)
今回はロッキー・ザ・ファイナルからまた10年近い年月が経ち… (早いね~) さすがにまたやるのって
嬉しいようなちょっと複雑な思いがしたものです。


しかし、今回のメインはロッキーじゃなくて、かつてのロッキーのライバルにして盟友ー
アポロに、こんな息子がいたんだ~ ってとこから始まる。


さて、この子に感情移入できるかなってのがまずミソ。 ずっと映画に出てきた訳じゃないしね。

アポロのラブチャイルドで(つまりは愛人の子)で子供の頃は苦労したようですが、
クリード家に引き取られてからは、亡きアポロの財産か何不自由ない暮らし。 仕事もちゃんとあるし。。

でも遺伝子は争えないか、この暮らしにもの足りなさを感じた彼、ドニーは自ら父と同じ道をさがす。

そして父のかつての盟友、ロッキーを訪ねてフィラデルフィアへ。


さあ、ここでやっとロッキー登場ですがー 今回のロッキーはまた辛い


ファイナルの時はすでに、エイドリアンが亡くなってたけど、今回は悪友義兄のポーリーまで!
一人息子は遠い海外のようだし、前回いい仲になったマリーとも別れちゃったのかなあ…
一人細々とレストランやってるけど、元気ない…


そこへ突然現れたアポロの息子、ロッキーにコーチを頼むんだけど、当然最初は断る。

もうボクシングへの情熱は失せてしまったかのロッキー。

しかし、ドニーの本気モードにやがて動かされていくロッキー…
まあ、あとはいつもの展開ですかな。 わかっちゃいるけど、見たいのよ。

今回ロッキーのボクシングシーンはさすがにありません。
若いドニーの強烈パンチのミット持ちさえ、難しいよう…
なにせ… ネタバレになりますが… ロッキー、癌が発覚!

生きる気力も失せたか、治療を拒むロッキーをまた、動かすのもドニーなんだ。

見てくと、最初はどうかな~って思ったドニーの事もだんだん好きになってくる。
ロッキーとも、なんだか親子みたいでさ。 昭和世代の親と平成世代の息子のギャップもいい感じ。


だけど、いくら時代が変わろうと、ひとたびリングに上がれば、その熱さは同じなのだー


ロッキーの映画はいつも人生を一緒に考えさせられる。
だって1つ1つの映画の中で描かれるロッキーが、みんな違うじゃない?

時は流れ、ロッキーも回りも年をとり… いつしか大事な人たちとも別れていく。
三作目では、ロッキーを育てたミッキーが逝き、四作目ではアポロが逝き…


そして最愛の妻エイドリアンも、ポーリーも。

年をとればとるほど人生は難しくなってくる。

しかし、それを生きるには、やっぱりいくつになっても希望は必要だ。

そして家族と呼べる存在も… 人は1人じゃ生きてけないよ。

生きるかもしれないけど、それは空虚だ。

希望と愛する人たち… これは最後まで必要だなあ…ってあらためて思ったよ。

今回、ドニーという新しい家族と希望ができた事は、嬉しい。

これ、また続編はあるのかな…?


最後のファイトシーンは、いつもながら、熱くなりますよ~



やっぱりロッキーが大好き