健康で文化的な最低限度の生活

今期、夏ドラマも始まってますが。。 夏ドラマというのは、ドラマ好きの私にも鬼門。 
砂漠の中じゃ朦朧として、集中して見る気がしなくなります。  それでもちょっと気になるところじゃ、
1回目から、なんとなく見ておりました。  「健康で文化的な最低限度の生活」ってやる。

火曜9時枠は、フジはしばらくサスペンス、ミステリー系のドラマ枠だったみたいだけど?
今期は月9に「絶対零度」が入ってるので、趣向を変えて社会派ドラマ?
ええ、まさか、フジテレビでこの題材を扱うとは思いませんでした。  NHKならわかるけどね。。
主人公はお役所の生活課で働くケースワーカー。 対峙するのは、生活保護の申請者というわけで。
何となく・・・ 私にも他人事ではなく気になっちゃうじゃない?? (--;;
リアルな生活保護の現場と関わる人たちが描かれるというわけですが。
そこは民放フジだから、そんな重暗くはないです。  ただやっぱり1話、1話、考えさせられる・・・


私も、え~って思ったのは、高校生の子供がいるシングルマザーの家庭の話。
高校生の男の子はバンドがやりたくてギターを買うために、お寿司屋さんでバイトをしてた。
それが問題になって、そのバイト代で稼いだ分を全部返金ー ってな事になって・・・
生活保護世帯というのは、その家族でも何でも働いて収入を得たら、それを必ず申告しなくては、
ならないそう。  それをしなくて後で発覚したら、それは「不正受給」となって、その分は返納させられるー
それは、わかる・・・ でも、高校生の子供には・・・

「貧乏人は夢も見ちゃいけないってのか!」って荒れた気持ちがわかる。。
ほんとだ。 私でも、そう言っちゃうだろう。


せっかくバンドをやりたくて。 親にも頼めないのはわかってるから、自分で稼いだんだよね。
この子はそのバイト代で妹にもお小遣いあげてた。  子供とはいえ、高校生にもなれば、友達つきあいにも、
飲食代や、おでかけ代にもお金かかるもんね・・・ 自分ちは生活保護でー なんかも言えないし。
しかし、決まりは決まり。 どうしようもない。  でも、何かしてあげたくてー と奔走するのが主人公だ。

ドラマだから・・・ 何となく最後は落ち着くのだが。。  痛いよなあ。
主人公はほんとに真面目で、優しい気持ちで、その人に寄り添おうとするけど。。
こんな人ばかりじゃないだろうしなあ・・・ なんて思うのよ。


課長が生活保護費は膨らむばかり。 なんとか就労の方向に持っていけー みたいな話もするし。
就労できればそれに越したことはない。。  まあ、若い人はまだいいでしょうよ。
しかし、中高年は厳しいよな。。 それで自殺をしてしまった人の話が初回にあったけどさ。
誰も好きで生活保護を受けてるわけじゃない・・・ だけど・・・ もうどうしようない・・
こんな自分が生きててもしょうがない・・・ みたいな追いつめられた気持ちになる人もいるだろう。
また時々ニュースになるよな、ほんとに不正受給だの、仕事したくな~いみたいな人の話も、今後は
出てくるのかしら?? 

健康で文化的な最低限度の生活・・・・・  って、どんなものなのだろう・・・・?


テレビがなくなり、冷蔵庫もなくなり、腰痛で仕事にも行けない・・・・ 
天涯孤独だったら、ほんとに生きていけなくなりそう。。。  と、他人事ではないです。

はい・・・ 今日は休んでしまいました。。。  痛いなあ。。。


このドラマは引き続き見るかも。。