午後ロー 「ニードフル・シングス」

それでは夕飯済んで、テレビも終わったとこでもう一発。  もう明日の今頃は、こんなこたしてられない。
寝なきゃ、寝なきゃって焦り始めますからね。 なんかね~ 早起き生活イヤなのは1つに、どうも時間に
追い立てられる感じがしちゃうのね・・・  24時間は同じだけど、遅く帰ってきても遅く寝る分には、まだ
マシなんだけど・・  早く帰ってもなんか落ち着かないのが、早起き生活なのだ。

まっ、いいや、木曜日は午前中の健康診断の為にお休みをとったので、午後帰ってからは、久しぶりに
午後のロードショー見ました。  今月の木曜日はスティーブン・キング特集らしい。
(まっ、これが観たくて?木曜日お休みにしたってのもあるかな。)
スティーブン・キングといえば、昔からよく作品が映画化されておりますが、(印税とか儲かってそうだなあ・・)
キング作品に、ほぼハズレなしって昔から好きでした。
特に、キング作品って、スプラッターホラーとは違い、人間の心の弱さ・・心の闇をついてくるよな作品が
多く、私はひそかに 「ヒューマンホラー」と呼んでいた。
この話もそんなキングの、ヒューマンホラーの真骨頂ってな感じの映画よ。

そのタイトルも「ニードフル・シングス」 (Needful Things)
メイン州の何もないよな平凡な田舎町、キャッスルロックにある日、「古物屋」がやってきた。
そこに引きつけられるように入ってきた客たちは、そこで彼らがもっとも欲しがってた品物を目にする。
一辺で心奪われる客たちに、店主リーランド・ゴーントは、代金をお安くまける代わりに、ある頼み事?を
する。  その頼みごとってのは、ちょっとした悪戯・・・ いや、それにしちゃ、たちが悪いけど。

そこで客たちは品物との引き換えに、ゴーントの言われるまま、互いに秘密裡に悪戯を仕掛けるようになる。
そして誰もが疑心暗鬼にかかり・・・ 互いに憎みあうようになりー ついには、日頃から仲の悪かった
ウィルマと、ネティって女性2人が刺し違えた殺人事件にさえ発展しー それが皮切りのように、
町中を巻き込んでの大騒動ってか、事件が勃発していくのよ。

お話しはブラックユーモアってか、軽いタッチで描かれてますが、内容はかなりエグイ。
これもキング作品の特徴かも?   描かれる人間の滑稽さがコワイくらい。
まあ~ 冷静に考えればわかるでしょうに。 って、冷静にさせないのよね。
なんたって、このゴーント、言葉巧みな詐欺師・・・ というより、そもそも人間じゃない。
どこからか来た闇の存在なのよ。  そしてニードフル・シングスの為に盲目になっていく住人たち。

一人冷静なエド・ハリス演じる保安官がカッコよかった。  ちなみに彼の婚約者役はー
ダイ・ハード1.2の奥様、ホリーさんね。 ここでは、ポリーさんになってたけど。
あらまっ、こんなとこにって、意外な役者さんを発見するのも、この午後ローの楽しみでもあります。
ゴーントの魔力に捕らわれそうになったけどー やっぱり愛の力が勝ったかしら。

「ミスト」のような後味の悪さがないとこは、(でも、相当な被害だったわよね。)救いでしたけど。

午後ローで見るにはぴったりの、ちょっとB級感な大人の寓話。  楽しめました。

ちなみに来週はもっとわかりやすい妖怪もののようです? お暇な方はどうぞ。

それじゃ、そろそろ・・・ 実は今日も早起きしてたんだから、(いつもより1時間遅いけどね。)、
寝る準備にかかります。


おやすみ~