意外な傑作 「秘密」

日曜日の夜は・・ ほんとTVがつまんないんですよ。  「龍馬伝」も終わっちゃったしねえ。
坂の上の雲」は、よくわからないす。。  だいたい、1年前の続きなんだよね。
なんで、こんな変則的な放送にしてんだろ?  どうせなら大河でやっちゃえばいいのに・・ って思うんだけど。
 
まあ、そんなわけでまたPCを開く。  そろそろ今期のドラマも最終回が続いてます。
金曜日は、「秘密」が最終回でした。  皆さんご存じの、東野圭吾さんの原作ですね。
って、私は、この人自体、あまりよく知らないのだが・・・ なんとなく、サスペンス系の作家さん?
どちらかというと、刑事モノのイメージだったのですが。。  すると、これはかなりの異色作だったのか?
 
奥さんと娘さんがバス事故に合い、奥さんだけが死亡。
しかし、実は奥さんは、死んでなかった。  娘の体の中に、奥さんの魂だけが入っちゃったんですねえ。
奥さんは肉体は失っちゃったけど、魂は生きてる。 片や娘は、肉体はあるけど・・ 魂がどっか消えてる。
何これ・・? SF? ちょっと、興味が引かれました。  
でも、だいたいこういう話しって、その後、コメディみたいになっちゃわない?
 
しかし・・ コメディではないんだよねえ。  ちょっとコメディッチックな隣りのオバサンとかは出てきたけど。
旦那さんと・・ 奥さんの二人の心の行く末を丁寧に追って、 なんか気になるドラマになってしまった。
 
 
どうです、これ?  もし、あなたの奥さんが亡くなったと思ったら、実は娘の体の中で生きてたら。。
外見は娘、 だけど心は奥さん。  旦那さんは、嬉しいのか、悲しいのか、複雑~
その旦那さんを、実に旨く演じてたのが、佐々木蔵之介さん!  改めて役者だなあ~ って感心したよ。
 
 
そして、娘にして奥さんでもあるのが、志田未来ちゃん。  この子も旨かった。
高校生の少女の外見で、40女のセリフ。  旨く演じてました。 だんだんホントにお母さんに見えてきたよ。
しかし、女性の方が切り替えは早いのかな。。  あの、「へいちゃん・・ しようっか・・?」にはびっくり。
ちょ・・ちょっと、それダメっしょ、無理でしょ、旦那さんはー。 
 
 
高校生の藻奈美としても、最初はとまどいながらも、 結構すぐに慣れて、楽しんでたよねえ・・高校生活。。
ああ、人生2度あったら、おもしろいじゃない?  いきなり高校生に戻っちゃうってのも。
むしろ、そんな妻の変化に旦那さんのが、おろおろ。。  ちょっと彼のがかわいそうだった。
 
他の女性の誘惑にも・・ 乗りそうで乗らない・・ ってか、乗れないんだよねえ、 へいちゃん。。
奥さんの事・・・ 愛してんだよねえ。   かたや、奥さん。。 同級生の男子とは?
第7話でしたっけ? 「私は、ずっとあなたにしばられなきゃいけないの? 男友達にも会えないの?!」
って、あのセリフにもちょっと驚き。
 
 
あの・・ 40女の主婦が、だいたい2人きりで、男友達(ってのが、そもそもいるのか?) に、会いますかね?
あれは、もう娘の藻奈美のセリフでしょ。  ナオコさんは、もう藻奈美として生きようとしてんだね・・?
旦那は一人取り残されたよなまま。。  
 
この2人はいったいどうなるのか。。。  夫婦であって夫婦でない。 (あたりまえか。)
だけど親子でもない。  この非常に複雑な関係。 神様も罪なことをしたもんだ。
 
 
そして、迎えた最終回。  衝撃の結末ってあったけど、 う~ん・・ 確かにっ衝撃だったかも。
 
ほんとに、神様は、最後まで罪なことをするよなあ。。 (あのまま、わからなければよかったのに・・)
 
「君を殴らせてくれっ」って、藻奈美の新郎をぶっ飛ばしたへいちゃんの迫真の演技、佐々木さんの。
よかったよ。    でも、あ~ つらい、 痛いなあって。
 
でもそれしか道はないだろうね。。  だって藻奈美の肉体は、まだまだ未来があるんだから。
へいちゃん(旦那さん)には・・・  誰かいい人を見つけて、幸せになってほしいですねえ。
 
いや~ 面白かったです。   ふ~ん。。 こういう感じの話しだったのかあって。
なかなか、ありそでないよな話しでした。 
 
 
さて、日曜日もそろそろ終わり。。   あ~ もう月曜日がやってくるぅ~