深夜アニメ ・「屍鬼」

夜更かし族の私、 今じゃ、ゴールデンな時間より深夜の時間帯のTVのがハマってるんですけど、
ドラマだけじゃない。  アニメってめったに見ないんですけど、たまにおもしろいのがあるんだよね。
 
で、今は木曜日の深夜にやってるこれ、 屍鬼です。
漢字からして、このインパクト、(太字にしたのはインパクト出そうと思ったのよ。) 「シキ」って読むそうです。
 
原作は小野不由美さんの小説。 実は以前読んだこともありまして、 その時からすでにハマりました。
すご~く分厚い本なんだけど、 もう飽きない、飽きないってか、次どうなるの、どうなるの?!って、
寝る間も惜しんで読んだようなもんです。
 
西洋のバンパイア伝説と日本の古い因習と伝説を旨く融合させた、独特な世界観が・・すごくイイです。
さて、これアニメにしたら、どうなるの・・・? って思ったけど、意外といいですね。
というか、原作がいいし、だいたい原作に忠実にやってくれてます。
 
ただ、ちょっと画がかわいすぎるかな。。 (最近のアニメって、みんなこんな感じの画だよねえ。)
でも、これで劇画タッチにしちゃったら、ちょっとコワいかも~  
ちょっとライトな笑いを誘うような部分もあり。  でも原作の暗くて重~い部分もちゃんと描かれてます。
 
 
お話しは、土葬の習慣の残る、ど田舎のある村に突然建てられた洋館、 そしてそこにある一家が引っ越してきたことから始まります。
突然村で流行る謎の疫病?? 村人たちが、次々と倒れては死んでいきます。
人々はなす術もなく、お医者さんでさえ、原因がわからず、途方にくれる中、 ある奇妙な事象が同時に起こっていることに気がついた人たちがいます。。
 
突然引っ越してどこかに消えた人々。  そして消えたと思えば戻ってきたり。。
新しくできた、クリニック、 葬儀社・・
いつからか夜にしか開かなくなった役場・・・   そして死んだ人を見たー ってな話し。
何かおかしいと思いながら、日々やりすごす傍観者のような村人と、真実を追求しようと努めるお医者さん、 
村の少年。。  この孤独な闘いの人間ドラマもいいんですよぅ。
 
そして屍鬼と呼ばれるある種の人たち側も・・・ これがたぶん、他のホラーと違うとこですね。
悪役にもある種の悲哀があるんです。
 
恐いけどせつない・・  ただ善悪じゃ割り切れない世界があるんです。
 
もうお話しは、後半、クライマックスに向けて、着々と進んでるって感じです。
 
そのクライマックスは・・・・  あまりにも痛い・・・  と思います。 (これ、アニメでやるのかなあ。)
まあ、子供には見せられない・・ですね。
私も、読み終わった時に、ふぅ~ って感じ。。
 
 
ホラー好きな方は、ぜひお読みください。   でも、ただ恐いだけじゃないですから。。
 
 
さて、今日は私、電話を待ってます。。
この電話で、たぶん来週の運命が変わります。   どうか、いい方に。。。