格差と無縁社会

昨晩、友にPCからの長メールを書きながら、 なにげに見ていたNHK特集。 
「追跡 AtoZ 無縁社会・アラフォーの叫び」 とかいうやつ。  タイトルに引かれて見ちゃったんだけど。
知ってます? これ、以前も放送されたものの続編の再放送だったみたいですが。
無縁社会」 ・・・  「孤独死」 ・・ こんな不安を抱えたことありますか? 
以前の番組では、実際にそういう孤独死された高齢の方を特集されたみたいですが、意外や結構それより、若い世代の、つまり、アラフォーぐらいの人たちからも反響が大きかったようです。
 
つまりは、自分も将来そうなるのではないか・・・ という不安。  アラフォーぐらいで独身ともなると、そろそろ
やっぱり、考えちゃいますかね。 
ああ、私もそういう意味じゃあ、一人じゃあないんだあって、ちょっとホッとするよな変な気持ちも。
 
昭和の日本ってこうじゃなかったのかな?  だいたいこの年になって、独身でいるってのも、珍しく、家族、親族はもっとつながっていて、死ぬ時まで、誰かしらは、看取ってくれる人がいたものかしら?
だから、賃貸契約なんてのにも、保証人なんてのがいるんですかねえ? (欧米とか、ないっしょ?)
私も、これ考えちゃって・・ だいたい保証人になってくれるのって、親だったりするもんですが、もし、親が亡くなったら、誰が・・? また兄弟なんて、今どんなもんでしょうって。
 
なんで、今そういう、「保証人ビジネス」みたいなのもあるらしいですよ。 
誰にも保証人を頼めない人のために、お金で保証人契約してくれるっての。
そうか。。 なるほどね。 私も覚えておかなきゃね。 
それから、死んだ時、どうするかってな取り決め、 死後処理ビジネスみたいなのもね。
 
しかし、そういうのも・・ まずお金がなくちゃ、ダメよね。
 
こう言っちゃなんですけど・・・ 「格差」というのが、 騒がれて久しく、私は、それと今回の 「無縁社会」ってのが、無縁とも思えなくてね。。
 
その、前回の放送の時に亡くなられた方ですか・・ 一人暮らしではあったけど、息子はいた。。
けれど、息子は遺体を引き取ることも、 遺品を引き取ることも拒否した。 まったく自分は関わろうとはしなかったみたいですね。。  これって・・何?
この親子の間に何があったのかはわかりませんが。。  
 
おそらく・・ もしかしたら・・  息子にもその余裕がなかったのかもしれません。
親を看ること、 それから、葬儀やら、その後始末(って言い方はよくないですが。)・・
 
だいたい不安を抱えるってことは、まず「お金」がないことだとも思う。 
たとえ今仕事があったとしても、それでやっと生活が成り立ってるぐらいなもんで、将来働けなくなった時に、 
はたして自分は生きていけるのか。
その時、誰も自分を支えてくれるような人がいなかったり・・
 
もしこの人が裕福で、お金も十分あったら、 家族はこんなに離れていたろうか・・
(まあ、お金がすべてとは言いませんが。。)
 
日本の社会構造の変化とともに、 この格差も拍車をかけたんじゃないか・・ そんな気がしちゃうんです。
親にも子供にも誰かを抱える余裕がない・・ 
 
だけど、やっぱり今の日本人って、なんか寂しいですよ。。
 
無縁社会・・・ 確かに私の子供の頃と回りはガラっと変わりました。 
親戚間のつきあいも年々減ったし、 うるさいけど、面倒見のいい近所のおばさん、おじさんなんかもいなくなった。
 
だけど、まだオカンもいるし、何かあったら、引きうけるし、 兄弟なんかとも・・ できるだけ仲好くしていきたいし。。 (って、意外とこれも、自分で意識してないと、疎遠になるのよね。。) 
何より、 もし家族を持たないなら、「友達」 ・・は必要ですね。
何かあった時の際は・・・ 彼女に言っておこうと思います。   (何もそれは親族じゃなくてもね。)
 
 
それが、無縁社会を生きること。。 
・・って、ワタシ、彼どのがいなくなると、どんどん暗みにハマってきません・・? 
でもとりあえず、無縁ビジネスは調べておこうっと。