ちっとも怖くないっ、欲求不満の「ダークウォーター」(週末映画)

週末はどうも夜更かしanblen(って週末に限らないか。)、金曜日のアメドラに続き、昨晩は3時過ぎから、
バリシネって番組でやってました、「ダークウォーター」。 朝まで見てました。

これ、「仄暗い水の底から」って、鈴木光司さん原作のホラー、日本では、タイトルのまま、黒木瞳さん主演で、
映画化されまして・・ それのハリウッド版です。
日本版はすでに見ていたので、これがハリウッドに行ったらどう料理されるか・・ってのも私的には、ちょっと
見もので、夜中のホラーってのが、またいいじゃないって、楽しみにしてたんですが。。


結果。 ちっとも怖くな~い。 日本のホラーって結構評価されてるのか、もう何本もハリウッドに行ってますねえ。 私はどれも見てないんだけど、(ハリウッド版は。)
どれも・・ こんなもんなんですかねえ。 何が違うのか。。

まず、日本ホラーのなんとも言えない、おどろおどろしさがないんですよねえ。
すごくスマートすっきりな感じよ。 

主人公は離婚して、子供の親権争いで調停中。 昔母親に捨てられたの(?)、なんか母親との確執の
トラウマ抱えて、さらに睡眠薬なんか服用してるちょっと病的な感じがするのも、アメリカ的?
娘と引っ越してきたオンボロビルの一室でおこる奇妙なできごと。 やがてそれが恐怖に変わってくんでしょうが・・ どうも、いまいち怖くないんですっ。

登場人物がやたら多いせいもあるのかな。 弁護士だの、管理人だの、不動産屋だの・・ 
結構くせものキャラで、そっちにも目がいっちゃう。 これも、焦点をぼやす原因でしょうか。


子供の幽霊が出てくるんだけど、ハリウッドバージョンはなぜか、フツーに子供のままだったね。
日本バージョンのがそっちは恐かった。 なんか泥人形の化け物みたいなのが出てきたよねえ・・?
あんなのに抱きつかれたら、それだけでもウギャ~ ですが。
ハリウッドバージョンの子供、どちらかというと美少女。 この意図は何?


最後はその子供の死体まで発見されて、警察まで出てきて、すっきりさせたのも、ハリウッド的。

だったら、それで終わっていいじゃん!って、気もするんだけど、ラストだけは、なぜか日本に合わせたのか、
もう一波乱。 死体を見つけてもらったのに、成仏しない子供の霊は、ほんとにほしかったのは、お母さん・・・って、主人公を一緒に連れてっちゃうんです。


これじゃ主人公の娘がかわいそうじゃあないの?!  それで、またその後って、幽霊のお母さんが出てきたり。。 このラストについては、日本バージョンも理解できませんでした。


ちなみに本の原作では、お母さんも娘も無事。 そのキョーフのアパートを出て行くとこで終わります。

ちなみに。。 一番怖いって思ったのは、この本の原作です。 原題は「浮遊する水」 短編です。
(「仄暗い水の底から」ってのは、本のタイトルです。 その中に入ってます。)

これって、2時間映画なんかにするより、(だから、余計なものが多くなる。)世にも奇妙な物語みたいな、
短編バージョンでやった方が恐いかもね。

朝まで起きてた割りには・・・ 欲求不満じゃ。


しかも今日はゆっくり寝てようと思ったら・・・ 日曜日なのに、工事屋さんが来てる~!
雨戸がバッとはずされ、焦りましたっ。  え~ 聞いてないよ~
カーテン、閉めてなかったから、焦った、焦った。 プライバシー侵害よ~ (って、自分が悪いか。)
ベランダもすっかりシーツが張られてましたわ。 当面洗濯は中干しですな・・・


★ さて、今日は母の日ですね。 皆さん何かしてますか?
anbeln、今回は金がないので、プレゼントはやめました。 そのかわり、母上のための夕飯を作ります。

そんじゃあ、行ってきま~す!