こちらの画像覚えてますか? ないよねー
池袋のシネマロサさん。山猫を見に行った時以来ですが、久しぶりに訪れました。
今回の映画は、「福田村事件」 知ってますか? 私は今回初めて知りました。
関東大震災から今年は100年目にして、NHKなどテレビでも、特集番組が組まれたようですが、こんな暗部を扱った映画もできました。 監督はドキュメンタリーなどを普段撮ってる方かな。
見てきた人の評判は良いので、私も興味を持っていきました。
その前にシネマロサさん、相変わらずの昭和のたたずまい、いいですねえ。
見に来る観客も昭和だよ~ 土地柄か、映画のせいか、中高年、いやシニア世代が多くてね。 まあ、山猫もそうだった。
このへんの人たちか? 昭和時代から見に来てた人たちなのかなあ。
まあ、本日はご一緒させて頂きます。
お話は、まず舞台は福田村。 今の千葉県野田市だそうです。 そこで起きた実際の事件を取り上げてます。
もっと暗重い話かなと思えば、思ったよりそうでもなかった。 福田村の人たち、また被害にあう、地方から来た行商の人たち。 これらそれぞれの背景、人間模様、キャラクターといろいろ描かれて、普通の映画としても楽しめました。
しかし、そこそこに日本を覆う不穏な空気も現れます。
関東大震災の映写は少ない。 大震災も悲惨だったろうが今回はそれじゃない。
大震災の混乱に乗じた恐ろしい流言蜚語、
またそれを利用するか警察暗部。
それに乗せられる庶民たち。
これはそんな犠牲になった罪なき行商人たち。 クライマックスのシーンは怖かったですねえ。 もっと調べて、ちゃんとわかるまでなぜ待っていられなかった?
何であんな単純な行動に走る?!
もちろん、すべてじゃなくて、井浦新さんやら、奥さん役の田中玲奈さんなどは、この人たちは、ただの行商の人たちだー! と庇うし、どちらかというと進歩的な村長役の豊原さん、東出くんも止めようとしますが、あの勢いに押されて何もできない。
あっ、東出昌大くんが出てました。 不倫が発覚して降ろされた時は、ダイコンとか言われてましたが、どうして、どうして、やっぱり役者さんですよ、いい感じ。
(今回も不倫してる男の役でしたが。)
人間なんと愚かしくも恐ろしい。。
隣に座ったおばあちゃんは、(私が言えるか?) 大きなため息をついたり、赤ん坊抱いたお母さんが、殺されるシーンでは泣いてました。
まだ小さな子供にも手をかけるとはー
鬼畜の諸行じゃないか。 よくできたな・・と唖然としました。
その人たちは日本人だー、ほんとに行商にきた人たちだー とわかった時は、どんな気持ちだったでしょう。
また、朝鮮人なら殺してもいいのかー!と、叫んだ瑛太の言うとおり。(しかし、この直後彼は殺された。 こういう時は、火をつけるよな言葉は言わない方がいいね。 彼の立場からは。)
なかなか面白い映画でした。(面白いと言っていいのか。)
お時間ある方はぜひ見てください。
しかし、上映館が少ない。 私がいつも行くシネコンじゃやってないし、ロサさんまで来た訳です。
最後に、池袋に来たら、ここに寄ってみたいー と、お昼にわざわざ西口から東口に移りました。
いつも行列ができてる手打ちうどん屋さんです。 そんなに美味しいのか? と思って入ったら、ほんとに美味しかった。(^_^)v
では、このへんで。