トム・クルーズのちょっと変わった映画 「バニラ・スカイ」

映画を好きな役者さんが主演してるからー で、見ることも多いかと思いますが、

好きな役者さんでも、どうもこの映画はしっくりこないー ってのもあります。

これも、そうかなあ。。 当時も上映されてたのは、もちろん知ってますが、

見てきた人に、「よく意味がわからなかったから。 見たらおしえて」と、言われてたのですが、とうとう見なかったな。 

この時代になりまして、改めて動画で見てみました。(ほんと、これは、便利というか、なんというか・・映画館に行くのを忘れてしまいそうだ。)

 

なるほど。。 よく意味がわからなかったというのも、わかりました。

どんなのかといえば、タイトルは「バニラ・スカイ」ご存知の方もいるでしょう。

いや~ このへんになると、やっぱりトムが若いなあ。 しかし美しい。

 

トム演じるデビットは、父親から継いだ会社を相続した、何不自由ない大金持ちの若社長。 恋人のジュリーもいるし、ジュリー役はキャメロン・ディアスだし、もうそれで充分だろって思うけど、ある日パーティに現れた美女、ソフィアに惹かれる、

こちらの女性、演じるはペネロペ・クルス。 

 

いや~ キャメロン・ディアスと、ペネロペ・クルスだったら、どっち?

なんて、言ってしまうよ。まあ、好みにもよるでしょうし、ちょうどジュリーにも、慣れ親しんでちょっと飽きが出た頃? ソフィアが新鮮だったんでしょうな。

そして、ソフィアもデビットに関心を持って惹かれていく。

そうすると、面白くないのがジュリー。 デビットの友達に、ジュリーはただのセックスフレンドみたいな言い方されて、頭くるわ、嫉妬心は増すわで。

ある夜、ソフィアの部屋で夜を明かした、デビット、また会う約束をして、彼女の部屋を出たら。待っていたのは、彼を尾行していたジュリーだった。

 

デビットは彼女が運転してきた車に乗り込むのですがー

ああ、こういう時は、ダメよ。車に乗っちゃ。 彼女は興奮してて見るからに危ない、

何とか取り繕ろう、なだめようとするデビットですが、ジュリーはもう聞かない。

そして、二人の乗った車はー 当然事故にあう。

心がめちゃくちゃになったジュリーが、あまり考えずに心中したとも思われる。

 

そして、そこからー・・・ 不思議な世界の始まりです。

ジュリーは死亡。 デビットの方は一命は取りとめるが、その顔や体はゆがんでしまった。 あの美しく、溌剌とした若者はどこへー 

 

絶望するデビットでしたが、ソフィアは優しく、再び二人はつきあいはじめ、

やがて整形手術を受けたデビットは、元の美しい顔に戻って、二人の幸せな生活に戻る・・・ なら、このお話、何も面白くないですね?

 

ある夜、寝室で愛し合う二人。 しかし電気をつけると、そこにいたのは、ソフィアではなく、死んだはずのジュリー、しかし、彼女はソフィアだと名乗る。

混乱したデビットがジュリーに暴行して、逮捕される。

釈放されて家に戻ったら、ソフィアの写真などが、全部ジュリーに変わってる。

ソフィアの痕跡がなくなっている。

 

これはどうしたものか。 しかし再び現れたソフィアと、愛し合うが、またその顔が、ジュリーに変わってしまう。  混乱したデビットは、またジュリーに暴行して、今度は殺してしまう。 しかし、そこに死んでいたのは、ソフィアだった。

 

この話、事件の顛末は、デビットの口から語られ、それを聞いているのは、どうやら、精神科医、マッケイブ。 

事故の後遺症か何かで、デビットに精神の錯乱? 脳に障害が起きたか?

そんなことも、想像してしまうと、思わぬ結末が待ち受けるー

 

あっと驚く?ちょっとSFチックな話にもなります。

 

この話、トムじゃなくていいんじゃねえ?って思いましたが、やはりその美貌の若社長ったら、トムかねえ。 ニコラス・ケイジじゃ合いません、(おっと失礼)

だけど、その美貌を失った不気味なマスクをしたトムも・・ここは演技派、見事に演じ分けてる感じよ。

たしかに。、わかりにくい。何が起こった? 何が現実って。

未来には、こういう世界もあるかもしれませんねって感じです。

ちょっと、世にも奇妙な物語って感じです。

 

だけど、やっぱりトムったら、「トップガン」みたいなのがいいなあ。

もう少しで観れるかな?  これは映画館に行こう。