今期のドラマ(夏ドラね。)と言っても、今年は春からのコロナ禍で、ドラマもだいぶずれちゃって、いつもと様子が違うけど、10月を前に、最終回ドラマが続いてます。
これは、ほんとに夏ドラマだったのかな。 7月に始まった「ディア・ペイシェント」
NHKのドラマ10です。 確か初回は見てて・・ただ、そのころって、コロナに長梅雨に気が滅入ってる頃で、このドラマ、どうもまた気持ちが落ち込んできそうで止めたんです。
主人公は若い女医さんで、貫地谷しほりさんがやってるんだけど、どうもね~ この主人公から、イライラしてきて。
所謂、民放ドラマでありがちな、パキパキ働く元気女子ではなく、(今ならアンサングシンデレラの主人公みたいのとは真逆ってか。)、おっとりした、ハキがないようにも見えちゃいそうな、患者さんに対しても遠慮がちな感じよ。
そしてこのドラマ、タイトル通り、患者さんとの絆を描くヒューマンドラマと見ましたが、その患者さんがー 何、この問題児、モンスターペイシェントばかり??
実際どうなんでしょう?? 私なんて、どちらかと言うと、お医者さんはやっぱり頼りだし、こっちが仰ぎ見る感じなんですけどー?
こんな文句ばっか、クレームする患者さんってのも・・・やっぱりいるんですかね?
まあ、ドラマ上、そういうのにスポットを当ててのお話だから。
中でも、あの、田中哲司さん演じる、座間さんー あれは凄かったですね~
あんなの、もうクレーム越えてる、嫌がらせだし、手も出してるしー こりゃ、患者どうのの話じゃない、警察呼ぶでしょって、いつもツッコミ入れてました。
そうそう、この座間さんに引っかかって、どうして、この人、ここまでやるのかー
この異常なまでの攻撃は何だー ってのが気にかかって、裏ドラマが気になりつつも、
また見始めたら、最後まで見てしまった。
そして、最後まで見た感想はー いや今期一番、ハマれた、いいドラマだったかもー です。
まず、最初はイライラしてきた主人公の千晶先生も、しばらく見てたら、このおっとり感にも慣れてきた。 いや、こういう優しい感じの先生がいてくれるのもいいかもって。 患者さんにも、真面目に向き合ってるしね。
あの、座間さんに最後まで逃げなかったのは、こりゃ結構すごいよ。
私だったら、もう逃げるわ、あんな座間さんみたいのに毎度会ってたら、ノイローゼになりそうだし。 怖がってもいたけど、やっぱり医者として逃げてないのはえらい。
そういう彼女を支えてくれた同僚、先輩もよかったけど。
(このなにげな先生同士のシーンもよかったね。)
中でも内田由紀さん演じた陽子先生がよかったですねえ。 内田由紀さん、いつのまにか、いい女優になったなあ。
この人も優しいけど、強さも秘めたステキな大人の女性って感じで、千晶先生にも姉のような存在だったり、憧れであったろうが。。 まっさか、その人が自殺するとはー
何で、何でー この人が~ って。
旦那さんと離れてたんだね・・・ 何でそばにいてあげなかったのよー
もし、旦那さんがいたら・・・ 彼女は死を選ばなかったかもしれないのに。。
ーと、残念でしょうがなかった。 旦那さんもいい人だったからさあ。
思いがけない医療事故ってのも、起きてしまうものなんですねえ。
致し方ない場合でも、やっぱり遺族には責められたり。
このドラマで一番ショックなことでした。
しかし、そんな悲しいことも乗り越えて千晶先生は成長していく。。
最終回はすっきりしました。 座間さんが何故、あんな行為を繰り返していたのかもわかったし。。 まさかの理由でしたね。
でも、その前に、座間さん自身が、一人で重度の介護要のお母さんを抱えて、どんな苦しみを抱えていたかもわかって。。
またそれを理解しようとする、何とかしてあげたいと思う千晶先生。
うん、心から優しい先生だ。 こんな先生に診てもらいたいー と、
私の評価もだいぶ変わりましたよ。
なんか最後はわだかまりも溶けて、よい最終回でした。
上手く説明できないけど、やっぱりNHKドラマはいいな。
では、また。。 私には全然いらない4連休。