今期ドラマと。。 「模倣犯」②

続きです。  ではベスト2は何かと言えば、昨夜の最終回「営業部長 吉良奈津子」。
これが意外と好きになっちゃいました。  これも同じく会社ドラマですね。
主人公は、産休明けて仕事に復帰したワーキングマザー。  ちょっと高ピーなとこもある女王キャラの
ようで、最初はいろいろイジメもありますが、あまり可哀そうにも見えないところが、またなんつうか・・
こういうのって視聴者離れる一因かしら?? でもねえ、だんだん見てると、やっぱりヒロインよね。
短所でもあるけど、やっぱりこっちもひたむきに頑張る姿に、だんだん好きになっちゃいます。

ただ、ひたむきに仕事に頑張れば頑張るほど、家庭はおろそかになり・・・ 旦那を狙うベビーシッターとか、
危なげに心揺れる旦那さんとか・・。   こっちの要素も楽しめました。
そして最終回は、見事な最終回らしい最終回でした。  まあ、これほど大団円になるのはなかなか
ないでしょうが、やっぱり最終回は気持ちよく終わる方がよい。

プレゼンも成功したようだし、営業開発部は存続。 夫婦仲も戻ったようですしね。
あー、だけど肝心なとこが見れなかったのよ~   ・・・・ なぜなら・・・・



裏にテレ東、2夜連続の、「模倣犯」があったのです。   いや~  こっちも見応えがありました。
宮部みゆきさん原作の「模倣犯」は昔、本で読んだことがあります。  ずいぶん長編の本でしたが、
話に引き込まれて、あっという間に読んでた記憶があります。  これをどう映像化するのかって。
残念ながら、昔やった映画の中居くん主演のやつは・・・ 最悪。 あれなら、やらんで欲しかった。
あの長編を2時間で見せるのは無理かなあ・・・と。  でも今回は2夜連続の4時間超ですから。


こっちはなかなかよかったです。 原作も良いわけですが。 出演の皆さんそれぞれがよかったよ。
このドラマってのは、サスペンスというより。。。 人間ドラマの部分が大きいかと思います。
普通はこういうサイコパスの犯人が出てくるのって、犯人を割りだすことに集中しますが。
犯人ってのは、比較的早い時期にわかっちゃいます。  宮部さんが見せるのはー
犯罪被害者、加害者、双方の視点から、事件の過程を追い、双方が直面する地獄の部分と、
その先にあるもの・・・・ 

主演の中谷美紀さんも良いですが、今回なんといっても素晴らしかったのが、橋爪功さんよ。
この演技に圧倒されましたわ。  大事な孫娘を殺され、絶望の淵に立たされるよな思いを抱きながら、
淡々と日常をおくる。。。 他者への温かさと気づかいもけして失くさず。。 
でもたまりにたまったものを最後に犯人にぶつけ、事件が解決しても、とうてい報われない、
この喪失感に最後に倒れちゃうー なんてさ~ もう・・・泣けてきちゃうわよ。


こっちも一番いい最後の決め手の部分を見損なっちゃいました。。。
あ~ 惜しいなあ。。。 ちょっと日にちがずれてたらなあ。   
やっぱり録画欲しい・・・  いや、その前にテレビかあ。


今日も電話待ちです。。。  落ち着かない。。。  では、いったん、このへんで。
久しぶりにドラマが面白かったです。