ヤノマミ、原初の深い森に生きる・・を見た

おう、今日も涼しい~ってか、ちょっと寒いくらいですね。 まだ9月も始まったばかりだというのに。。 
昨日は夜もTVざんまい・・と書きましたが、TVざんまいするにも、見たいもんがない!
なんかつまんないな~ってダラダラ見してたんですが、おっと、これはしっかり見ちゃいました。

NHKスペシャル、再放送「ヤノマミ、奥アマゾンの原初の深い森に生きる部族」です。
再放送だから、以前も放送してるんですが、結構映像的にも物議をかもしたそうです。
だけど、それ見てた私の友は感銘受けたって、勧めてくれたもんで、せっかくだから見ましたの。

これ、取材班がそこに一緒に寝泊まりしながら、長期ロケ、密着取材したそうなんですが。
う~ん、すごっ。 えらっ。 確かに、こういうのスポンサーがつく民放じゃ放送しないかもね。。
「世界うるるん滞在記」なんかじゃ、絶対出ないだろうって映像が出ますわ。


まずウハっとなるのが、狩りしてきた動物の解体作業でしょうか。 まあ、これは・・肉屋さんでも普通にやること
なんでしょうが、私らにゃ、なかなか目にするものじゃないですからね。
中には、メスのお腹に胎児などもいて・・ その胎児、「男かなー、女かなー」って、嬉々として、まるで玩具のように手に取る子供たち。。 うう・・見ようによってはグロテスク。
でも胎児は基本的に食べない、そのまま森の土へと返すようです。


森の樹脂から取れる幻覚剤で、祈りをほどこすシャーマン。 
男が二人、なんか吸ってて・・何やってるの?って思ったら、その幻覚剤を吸ってんですね~
なんかイイ気分で・・ これって、うちらが言うなら、麻薬でラリってるんでじゃないですか?
これが、神からの力・・??

さらにショックな習性は出産にまつわることでしょうか。
ヤノマミの女たちは森で子供を産みます。 生まれたその子は、すぐに抱かれることもなく、しばし森の中で
寝かされたまま。。 
ここで、ヤノマミの女たちは、この子を「人間として育てるか、森の精霊に返すか」決めるのだ。
森の精霊に返すってことは・・・ つまり死なせることですよね。
そのまま白アリのえさになるというか。。

えっ、え~ じゃないですか。 10ヶ月もお腹にいて、痛い思いして生んだわが子を・・ そのまま死なせる決断もあるのですかあ。 
そっ、そんなのいいんか~って、つっこみたいけど。

最初のシーンでは、お母さんが子供を抱いてくれたんで、ほっとしました。
この子は人間の子として、お母さんに育てられるんですね。。
しかし、このお母さんも元気・・ってか、びっくり! 出産したばかりだというのに、もう立っちゃって、普通に子供抱いて歩いちゃってるよ・・ おほほ。。 なんかすごい、動物的ってか・・ たくましい。

しかし後半、14才の女の子が出産したときは・・・ その子を精霊に返すことになりました。

さて、こんなところが、ちょっとショックで物議をかもしたとこでしょうか。
でも、友は言うんです。 その動物の解体については、確かに、肉屋さんがうちらに代わってやってくれてることだし。 うちらの口に入る、お肉はそもそもは、普通に生きてた動物の生命なのだ。

シャーマンの麻薬はちょっと・・ですが。

生まれた子をどうするかー の問題についても、じゃあ、中絶ってのは何なのだーとか。
確かに・・ 最後に出てきた14才の女の子は、結婚もしていない。 いわゆる遊びみたいにデキちゃった子供なんですよね。 そうしたら、日本の場合・・ 中絶ってのが普通なんじゃないでしょうか。
そんな手術も何もないヤノマミは、それを出産してから決めるー んですね。
自分が痛い思いして、自分が決めるんです。。

だから彼らはちっとも野蛮人じゃないって。 むしろ人間本来の自然な姿じゃないかって。
私の友は言うのでした。
だいたいヤノマミ族たちは、森以外の民みたいにつまらぬことで争ってないし、狩りして仕留めた動物も皆で分け合って食べる。 誰が取ったかどうかは関係ないって。
子供たちはのびのびと明るい笑顔を見せている。


うん・・ 私もなんとなく、わかる。。 -と、後でメールを打っておこう。


さて、私は今週が忙しいのピークです。 今日は遅くなるんで・・ うーんと10時の「任侠ヘルパー」に間に合う
かなあ。

ほんじゃ。