今期のドラマ最終回、最後は、大人の土ドラ枠、タッキー主演の「家族の旅路」です。
タッキー、初の弁護士役ということで、ちょっと気になって見始めましたが、意外な秀作?
なかなかよかったです。 こちらは連続ドラマで、ほんとにタイトル通りの、ある家族の旅路の物語・・・
といっても、最初からハードなお話し。
主人公のタッキー演じる弁護士、浅利祐介は、まだ赤ん坊の頃、なんと一家皆殺しという、あまりにも惨い
過酷な運命を背負います。 なので、実の両親の記憶もなく、母の姉夫婦に育てられました。
しかし養父母には愛され、すこやかに育てられたのでしょうね。
成長し、弁護士になったある日、思いもよらぬ依頼人がやってきました。
弁護士として向き合うことになるのが、なんと、その自分の家族を殺した殺人犯?!
依頼人は、その殺人犯(とりあえずね。)の元妻の再婚した相手の娘で・・・(と、複雑な関係だ。)
末期がんに侵された母の為に、行方不明の父親違いの兄を見つけ出してほしいと。
その行方を知っているのは、その犯人で、父親でもある死刑囚の柳瀬という男。
弁護士として接見して兄の行方を聞きだしてほしいというのが、そもそもの始まりじゃありました。
ええ・・・ これまた複雑な事情でね。 事件当日、被害者の大富家を訪れていたのが、
光男という祐介と同じくらいの赤ん坊を連れた柳瀬だったのです。 自分と子供を捨てた元妻の実家を
探して訪れたつもりが、もう引っ越してしまった後で、しかし夜分でしたし、優しい大富家の人たちが、
事情を察して、泊めてくれたのですね。。 しかし、その晩、恐ろしい悲劇が起こったー ってわけ。
普通に考えて、どうしてそんな親切な一家を皆殺しにしなきゃいけないの~??
警察、何調べてんのよって。 ええ、この犯人役がエンケンさんですからね。
エンケンさんが悪い人なわけないじゃん!って。 こりゃ、最初から思いましたよ。
そして、最初はそんな依頼、やれるはずないと断っていた祐介も、運命に引かれるように、柳瀬と出会い、
柳瀬や事件の背景を追っていくうちに、柳瀬が犯人ということに疑問を抱きます。
彼は何か隠しているのではないかと。 そうやって話が進んでいったのですがね・・・
一話一話が丁寧に進んでいって、ストーリーにハマッテいきましたのよ。
んで、ちょっと結論が出る前に、もう私はわかっちゃいましたけどね。
タッキーの祐介こそが「光男」だってのは。 事件現場に一人取り残されたのは赤ん坊だった光男。
柳瀬は息子の光男の幸せを願い、とっさに、すでに亡くなっていた祐介と入れ替えたんですね。
そして彼の願いは叶い、光男は養父母の元で、りっぱに成長したわけです。
この成長した我が子と再会した時は・・・・ また後で思えばどんな気もちだったのでしょうかねえ。
だって、息子は、自分のこと、家族を殺した憎き殺人犯だと思ってるわけですから。。 (あ~)
このへん、またエンケンさんの演技がいいんですよ~
そして真実を知ったタッキーの苦悩と葛藤。 今までの自分がガラガラと崩れ落ちるような瞬間!
しかし、それを乗り越えていくんですねえ。
最終回は、ついに死刑執行の日が決まる柳瀬、真実と向き合い弁護士として、(息子としてもか)
彼を救おうとするタッキーの思い。 立ちはだかる司法の壁やら。
これまた、最後までハラハラさせられました。 良い終わり方でよかったけどね。
一番悪いのは・・・・ 真犯人じゃあるけど、お母さんがよくないね。
そもそもあんな優しい旦那や息子がいるのに・・・ 何でよりによってあんな最悪男とくっついたのだろう。
これがそもそもの大間違いの悲劇じゃありました。 この人がそんな男とくっつけねば、あんな悲劇は
起こらなかったのにー バカバカ。 光男の優しい性格は、お父さん似だろうなあ。
なかなか良いお話しでしたわ。 エンケンさんは、やっぱり上手いって思いましたわ。
タッキーのまっすぐな祐介(光男)もよかったわ。
もう1回見たくなるよな、余韻の残るドラマでした。 (また来週からロス気分よ・・)
それでは、そろそろ・・・ 上手くまとまらないけど、お時間ですわ。
今日も疲れたっ。 風呂 入って、寝ま~ す。