B級感、でもスゴい 「サンズ・オブ・ザ・デッド

さて、夜になってしまいました。 う~ん、今日も番組被りだよ~ん。
「相棒4」は映画見てなかったので、ちょっと気になるし。  久しぶりの「うるるん滞在記」もある。
そして、昨夜からの2夜連続ドラマ。「二つの祖国」。 後編も見たいとこです。
という訳で、さきほどまで、ちゃかちゃか、チェンネル動かしながら見ておりました。 
なんとなくわかったけど・・・ じっくり見たいものでした。   

んで、そんな見たい番組が何もなかったもんで、こんな時こそ、dTV. dMovieってんですか。
何も選ばず、向こうさんが紹介してきた映画を観てたのよ。  私の傾向がわかっている??
「サンズ・オブ・ザ・デッド」 って、こんなタイトル聞いたら、もうおわかりね?
私の好きなゾンビもの。  このゾンビものってのも、出尽くしたようで・・・いろいろあるのねえ。
手をかえ、品をかえ、オリジナルの恐いやつから、SFアクションもの、「ウォーキングデッド」みたいな、
シリアスサバイバルヒューマンドラマ、そして昨今は、コメディ、ラブストーリーまであったっけ。
そして、今回はー 何と言いましょうか。  ゾンビとのロードムービー?? 
はい、ちょっと毛色が変わってるの。   

まあ、主人公を見た時から、もうB級色むんむん。  ホラー映画で真っ先に殺されちゃうよなバカ女。
もう世界はすでにゾンビが蔓延してるらしい。  そこで、この女モリー、彼氏と一緒に安全圏を求めて、
友達が待つ飛行場を車で目指します。 こんな時でもマリファナだかコカインだか吸いながら、
痴話げんかなんかもしちゃって、このバカップル。  どっちもやられちまえって感じよ。
そこで、さっそく車が砂に埋まって立ち往生。  そして、そこに現れた一人、いや一体のゾンビ。

ここだけちょっと恐い感。。  出た、ホラー映画かってとこですね。  そこで早々に彼氏、食われる・・・・
(この画は結構グロい。 唯一の恐いとこかも。。)
しかし、まんまと逃げたモリー。  しかし、彼女は車も失くして砂漠に一人。
さあ、これからどうするっ?!  いや、行くしかないっしょ。 飛行場まで。
意を決して飛行場を目指すモリーと。。。  そして、なぜかついてくるこのゾンビ男。。


彼氏をがぶがぶ食ったおぞましき野郎、  最初は恐怖しかなかったモリーですが。
しかし、よく考えてみると。このゾンビ野郎。最近の速いゾンビじゃなくて、のそのそ動く昔ながらのゾンビ。
何だ、このスピードなら、自分のが負けないじゃんって。  なんか余裕が出てきます。
食われないように、距離を保てばいいんじゃないのって。  さらに丘みたいな高いとこ登れないし。
疲れた時にはここで休息。  ゾンビをからかう余裕も出てきます。
しかし、なぜか、このゾンビ、執拗にモリーについてくるのよねえ。  


しかし、思うに、このゾンビ野郎がついてくることで、ある意味モリーは救われるのかも?
だって、砂漠を一人で歩くって、それだけで絶望じゃん?  しかし、ゾンビに追われちゃ気も張るし。
意外と元気なもんです。 
そのうち、ゾンビよりおぞましい人間にも出会い、襲われちゃうけど、ここはゾンビくんが撃退?!

いつしか、このゾンビくんに、モリーの感情が動きます。 そう、なんかバディみたいになっちゃうの。

そして時折、フラッシュバックのように思い出す自分の過去。。  実は息子も生んでたんですねえ。
だけど、母親らしいことは一つもせずに、お姉ちゃんに預けたまま、自分だけ逃げようとしちゃって。
彼女に悔いる心も芽生えてきますの。

まさにー   「ゾンビが来たから人生、見つめ直した件」 ですわ。

あばずれバカ女だったモリーが、だんだん変わってきちゃうのよ。
やがて来るゾンビくんとの別れ、そして、モリーが下した最後の決断。  なかなか・・・です。

こんな、ゾンビ映画、ちょっとなかった。  軽いようで、意外と深い??

結末が気になる方はお勧めです。  dTVのほかにもHuluなんかでも見れるみたい。

では、こんなとこで。  お時間です。 お休み~