ここんとこ暗い愚痴っ話が続いたので、せっかくの休みだ、たまには映画の話でも書くかって。
いや、映画と言ってもサタシネです。 サタシネって・・テレ東がやってる午後ロー深夜版みたいのね。
サタシネというから、土曜日の深夜帯です。 ゲリーさんの前週は、これを見てた。
「チェンジングレーン」 車線変更って訳すのかな。 タイトルだけ見れば何だ?ですが、
主演がベン・アフレックと、サミュエル・L・ジャクソンのビッグネーム。 W主演て感じなのかしら。
こりゃ、ちょっとそんなハズレはないだろうって、見てたのねえ。
ん~ そうだねえ。。 この2人なら、もっとサスペンスフルな展開にでもなるのかなって思ったけど、
意外な展開に・・・ いつも主役を張るよな2人とも、悪役にはなれないのねえって感じです。
ちょっと、ハリウッドぽくない作品でした。
ええと、まずはベン・アフレックは若手の有能弁護士。 今日も法廷に急ぐさなか、思いがけなく
役名はドイル、こっちも法廷に急いでいたんだけど、ドイルの方は離婚調停中。
親権をめぐっての重要な法廷だったのに、思いがけない事故に立往生してしまいます。
本来なら警察が来るのを待つべきなんでしょうが、ここがちょっとやなやつ、ベンのギャビン。
仕事を優先するあまり、ろくに話もせずに、小切手と書類を渡して立ち去ります。
後に残されたドイルは、車が動かず、途方にくれながら、なんとか法廷に行くのですが。
もう裁判は終了に間際、怒ってる奥さんは、子供を連れて遠くへ引っ越すことに。
車の事故があったことなど必死に話すものの・・・日頃の行いが悪かったのでしょうか?
全然聞いてもらえず、失意のどん底ってやつ。
一方、裁判には間に合ったギャビンの方ですが。。 なんと、大事な書類を間違えて、あの事故相手の
ドイルに渡してしまってたのでした~ (あ~。だから、やっぱりね、急がせるのはよくないって。)
相手の素情も連絡先もわからないまま、(だから、焦っちゃダメだって。) 途方にくれるギャビン・・・
しかしっ、ここは映画だ。 車を走らせていると、偶然出くわしちゃうの。
これはよかった、神の救いだー くらいに思ったでしょうね。 ギャビン。。
ところが・・・ 人間の気持ちは早々簡単なものではないっ。
この事故のせいで、大事な法廷に遅刻して、親権を奪われそうなドイル・・・
いまさら謝られても、(そもそも書類のせいだから。) 簡単には気がおさまらない。
そこで、ちょっと意地悪しちゃうんだよなあ・・・・
しかし、ギャビンはギャビンで必死なのだ。 その書類がなければ自分の弁護士生命にも関わるって。
なので、またとんでもない事をやってしまうのだ・・・・ あ~ !! (><) 犯罪だよっと。
そうそう、そこから、二人のちょっと恐い応酬合戦になっちゃうのだ。
あ~ この先はどうなっちゃうの~ ってな、サスペンスっぽくなりますが・・・
本来は出会うこともなかった2人の男。。 どっちも悪いやつじゃない。
一人は仕事に熱心で、(まあ、他を返り見ない事あるけど。)、一人は家族を取り戻したいだけで。
ただ、チェンジングレーン、(このタイトルいいかも。)が、 とんでもない接触事故を起こしたのだ。
2人の人間の間にもね。 だからあまりツライ結末にはなってほしくなかったのだよ。
そのへんはよかった。。
この酷い応酬合戦の中で、次第にお互いのこともわかっていく・・・
やがて、最後には正気に戻って行く2人と、さらに、暖かい人間性を取り戻すギャビン。。
金よりも、名声よりも大事なものに気づかされる。
あれは、何だったのか~ って思うほど、ちょっといい感じの終りです。
(まあ、ギャビンの方はいろいろゴタゴタありそうだけどね。)
ちょっとしたボタンの掛け違え、心のすれ違いが、どんどんずれて、とんでもない事態を引き起こす。
だけど・・ 冷静になってみれば、あまりにも愚かしいってわかるのよ。
そんな教訓を含んだ映画ですかねえ??
誰かさんにもわかってほしいよ、このへん。
そんなところで。。 やっぱり映画が一番だなあ。。。