木曜日に見た、午後のロードショーです。 この午後ロー枠、だいたいB級路線のアクション、怪獣もの、
ちょっとサスペンスみたいなのが多いんですが。 たまに、ん? 何これ? って、何を基準に選んだのか、
わからない、不思議な作品も出てきます。
そして、今回のこれも・・・ ぜんぜん知らなかった、俳優さんも見たことないしー と思ってたら、
なんとドイツ映画。 え? どいつ? 知らねえなあ。 じゃなくて・・・(^^;
ドイツ映画なんて見たことないし、なんかお堅いようないイメージしかないんだけど。
意外や、SFサスペンス?? とも言うのか、ちょっと変わってるので紹介します。
主人公ダビットは妻の留守中に、隣人女性と不倫のさなか、大切な愛娘をほっといたがために、
事故で失ってしまいます。 そして妻とも破局、一人ぼっちになってしまった彼には後悔しかない。
人は誰しも一度はこんな事思ったことあるでしょう? あ~ なんてこと、やっちまったんだ。。
あの日の戻れるなら、戻りたい・・ いや、戻してくれ・・・ そうしたら2度とこんな過ちは侵さない。
そんな心境だったのではないでしょうか。 そして彼はふらふらと歩き、やがてあるトンネルの中に
入っていきます。 そして、トンネルを抜けると・・・・ あの運命を分けた日だったのです!!
娘のレオニーがプールに落ちた日。 彼は急いで駆けつけ、溺れるレオニーを救いだします。
あ~ 神様っ ってこんな心境? 何が何だかわからないけど、そんなのどうでもいい。
だって、愛娘がここに、無事にいるんだもん。 それで十分じゃないの。。。
しかし、トラブルは早々にやってくる。 なんと、自宅で娘を休ませていると、もう一人の自分が
帰ってきたっ!
ほらほら、タイムトラベルの絶対ルールであるでしょう? 本人同士は遭遇しちゃいけないって。
遭遇したら、どうなるのー?! なんと、何も知らないこの世界の自分は、突然現れた男を、
不法侵入者と思い、襲い掛かり、もみ合ううちに、ダビットは、この世界のダビットを殺してしまうー
えっ、え~ ・・・・ 自分が自分を殺しちゃったらどうなるの?? だって過去の自分が死んだら、
現在の自分はいないんじゃないの~ って思ったけど、ここでは別人扱い?
しょうがないから、ダビットはダビットを庭に埋め、この過去の世界の自分になりすます。
まあ、彼にとっては願ったり、叶ったりよね。。 愛する家族とは元の暮らしのまま、
もう絶対浮気なんてしないって。 この家族を大事にしていく・・・って思うのだけど。
それに殺したのも自分だから・・・ 他人を殺すよりは罪の意識も薄いよね??
しかし、その平和は長くは続かないー ここはやっぱり映画ですからね。
誕生日パーティの日に、友達のマックスが庭に埋めたダビットの死体を見つけてしまうー
お~ ダビット、何て事だー じゃ、ここにいるオマエは誰なんだよー ??!
まさか、未来からやってきたなんて信じてもらえず。 奥さんにも話すと興奮され、またもみ合いにー
そしてまた殺しになってしまった。 しかし、彼を殺したのは、今回は隣人のシギーとやら。
そして、なんとこのシギーもトンネルを越えてこの世界にやってきたのだ。
彼もまた、この世界の自分自身を殺して成り代わっていたのだ。 いや~ 驚きって思ったら。
どうも彼らだけじゃなくて、他にもこんな人たちはいるらしい。。
みんな現在の自分に後悔を抱えて、あの頃に戻りた~いって思う気持ちが連れてくるのでしょうか??
そしてこの世界の住人となり、人生をやり直す・・・
だから、絶対にこの秘密は守らなきゃダメだって。 ダビットにも念を押すのだ。
じゃあ、じゃあしょうがない・・・ それでいくかって。 自分に一番大切なのは家族・・・・
ーと、思えば、今度は、その奥さんまで、トンネルを越えてやってきちゃった!!
あ~ やっぱり奥さんも傷ついていたのね・・・ 愛娘を失い、幸せな家族を失い・・・・
そして、再び会いたい気持ちが引き寄せたー しかし、そこにはすでに過去の自分がいる。
ここで暮らすためには、また殺人を犯さなければならないー
さあ、どうすんのー、 どうすんのー で、この結末はー と、止めておくか。
どうしますか? あなたなら?
まっ、毛色の変わった話で面白かったです。
さあ、私はちょっと寝ますからね。。。 冷房が効いて気持ちいいですわ~ zzz