こっちが本命「猿の惑星・創世記(ジェネシス)」

さあ、今日こっちも行っちゃおうかな。  明日は仕事で疲れそうだもんね。 (と、早く寝ろよー も、あるけど。)
 
実はこっちが観たかったのよ。  よかった、よかった、間にあって。 
猿の惑星・創世記(ジェネシス)」 とやら。  言わずとしれたSFの名作「猿の惑星」の、エピソード1とでも
言いましょうか。   ここが発端なのよーってな話しですから、こりゃ見なくちゃって。
今回はまたフルCGのお猿さんたちが、 特殊メイクのとはまた違うリアルさで迫りますってさ。
とにかく楽しみじゃありました。   そして主演も。。  私の気になるジェームス・ブランコ。
この人、「スパイダーマン」に出てきた時から気になってました。  だってー、主役のトビ―・マグワイア
あんまりカッコよくないんですもの。  友人役のジェームスくんのが全然イケメンって。
だんだんいろんな映画に出てきて、主役も張るようになって、ちょっと嬉しい。
 
 
で、まあこの「猿の惑星 ジェネシス」ですが。。  昔昔の「猿の惑星」を見たファンが懐かしさもあってか
結構見に来てるってな話しも聞きましたが、 私もそれつながりでもあったんですけど。 
見ていて、ん~。。 なんか違うなあって。  あの重層な雰囲気はないですよね。
あの何年か前のリメイク版の感じとも違う。   SFな話しというよりも、なんかウィルとシーザーの物語の
ようにも見えちゃって。  あまり「猿の惑星」ってのに、こだわらない方がいいかなあって思いました。
 
 
なんかねえ。。 もう見ていてだんだんせつなくなりましたよ。  シ―ザーは別に人間のような高度な知能が
欲しかったわけじゃないのに、人間の都合で勝手に頭よくさせられちゃって。
頭がいいってのは、一見いいようにも思えるけど、それって猿のシ―ザーにとっては酷なことですよね。
だって、所詮は猿・・・ 人間と同じにはなれないんですから。
シ―ザーがウィルに聞くじゃないですか。 「僕はペットなのか?」って。 
こんなこと、普通の猿は考えないけど、 人間と同じような知能があるなら、やっぱり葛藤しちゃうと思うよ。
 
 
そしてウィルのパパを助けようとしてついやりすぎちゃったシーザーが、動物施設に送られてからは、特に
かわいそうで。   ウィルの元ではいちおう、人間と同じく家族のように一緒に生活してたのが、初めて他の
類人猿とも会わされて、 そこで初めて猿として、言うなれば畜生として扱われるシ―ザー。
そこで自分の立場ってのを思い知るんでしょうなあ。  なんかここイタイ・・・
 
ウィルはある意味天才科学者かもしれないけど、 ちょっと周囲を見渡せないとこがあるわ。
悪い子じゃない、むしろ、病気のお父さんを助けるために、新薬の開発も急いだんでしょうけどねえ。
やっぱり薬には、何事にも副作用ってもんがあるんだよ・・・
  
 
シーザーとずっと暮らしていくのも無理だった。。  ペットのことを、家族のようだって愛する人たちがいるけど、それって・・ ペットがやっぱり人間より劣っているからじゃないでしょうか。 
人間と同じ・・ いやもしかしてそれ以上の知能を持った動物と、どう旨くやっていけるものでしょうか。
なんか考えてしまった。  
 
クライマックスの、シ―ザー引きいる猿の軍団の大暴れ(?)はやっぱり見ものでしたわ。
これはやっぱりCGじゃなきゃ作れなかったろうね。    さすがハリウッドな迫力でした。
猿同士の友情なんかも描かれて、ちょっと泣けてきちゃうわ。
 
終わり方はなんかすんなりしました。  悪い感じじゃなくてよかった。
シーザーもけしてウィルとの日々を忘れたわけでも、心を失くしたわけでもなく・・ でも自分で生き方を
選んだんですね。
 
 
イメージ 1
で、エンディングのとこで・・ なぜに、人類は滅びてしまったか、猿の惑星になってしまったのかって、
その布石となるよなシーンが出てくるわけですけど。。
 
まあ、そういうことですかって。
 
しかし・・・ ちょっと言わせてもらうと、オリジナルの、「猿の惑星 3」でも、その布石は出てるんですよね。。
 
タイムマシーンで、今度は過去の世界にやってきた、猿のジ―ラとコ―ネリアス夫妻が、やがて悲劇的な
死を遂げるのですが・・・ そのジ―ラが過去の世界に残してきた子猿の名が確か・・・
シーザー。  だったんじゃなかったっけかなあ。
 
 
猿の惑星 」とタイトルがつくなら、 このへんのエピソードから話し作ってもよかった気もするのですが。。
 
まあ、これはこれで見てよかった、満足な一品でした。
 
最後にジェームス・ブランコ・・・  あー、こんな彼を婿にしたい~ っと。 (余計でした。)
 
さあ、 もう寝なくちゃ !