週末のスペシャルドラマ。。 どっちも重い・・・

世間は再び三連休のようですね。 今日が何曜日か迷いそう。  昨日が仕事で、また明後日行きますわ。
さて、蓮ドラが終わって、10月までの間は、いろんなスペシャル番組になりますが。 ほとんどバラエティ。
そんな時に、スペシャルドラマが入るとちょっと嬉しいです。  イマイチなのもありますけどね。
今週末は、やけに重い・・・ 社会派ヒューマンサスペンスというのでしょうか。 2夜続きました。


まず、金曜日のテレ東で、開局55周年特別企画ドラマとか。 「Aではない君と」。
いや、最近のテレ東ドラマ、意外といいじゃん!って、見直しておりますが。。 今回はまた、よく、この重い
テーマを持ってきたなあと。 映画並みの長さで、いや、じっくり見せてもらいましたよー 

主演は佐藤浩市さん。 あいかわらず、いいねえ~ こういうドラマ、合う。 
ドラマは、離婚して子供とも離れてくらす主人公の父親の元に、ある日突然、息子が殺人事件の容疑者として、
逮捕されたー の連絡から始まります。 殺されたのは、同級生の男子。 
警察はほぼ息子、翼が関わったと考えていますが。。 とにもかくにも彼から供述が取れない。
沈黙を続ける息子に対面する父親の困惑、苦悩・・・ 父は彼がやったとは思えない。
なにか隠している、誰かをかばっている・・・? 父親としてはやっぱり我が子が殺人を犯すーなんて、
思えないし、思いたくないですよねえ。  弁護士のサポートを受けながら、何とか彼の心を開き、
真実にたどりつこうとする・・・ ある種、闘いのドラマですね。


私は当初、いつものサスペンスの慣れで、実は犯人は別にいるー それを見つけ出す話なのかと
単純に思ってたのですが・・・・ そういう話じゃなかったのですねえ。。


これを見て都度思ったのは、14才ってすごく繊細で複雑・・・ これに向き合う親も大変だよって。
親もどうして気づいてやれなかったと後悔するけど、なかなか難しいよ。
特にお母さんには男の子は、なかなか心の内なんて打ち明けられないだろう。。
だからお父さんは、何でもっと会えなかったか、あの時電話に出てやれなかったか後悔するけど。


真実を全部打ち明け、お父さんに嫌われたくなかった・・・ なんて事も沈黙の理由に言ってましたね。

ちょっとした、ボタンの掛け違いのような、心の行き違いが、ほころんで、エスカレートして、
止まらなくなってったんでしょうかねえ。。  あの被害者の少年も。、
あの、イジメは壮絶でした。 ほんとに心を壊される。。 だからもうヤツを殺すしかないって?
親・・・ もっと信頼して、頼ってほしいよねえ。。  あの被害者のお父さんにしても。

息子が間違っていたなら、正しかった。  自分にはそのチャンスも与えられないって。
あの嘆きも可哀そうだった。  もう後悔しても始まらない。 彼も気づいてやれなかった。

心を壊すのは罪にならないで、どうして体を壊すのは罪になるのー ? なんて息子言ってたけど。
親もそんな質問されたら、ドキっとしちゃうよね。  でも考えてみればここなんだ。
心は壊されても、再生できるけど・・・ 体は、壊されたら再生できないこともある。
死んじゃったら、すべて終わりなのだ。  だから、それだけは他人がやっちゃいけないのだ。
まあ、心だって、あまりに深く傷ついたら、再生も大変だろうけどね。。 チャンスはある・・

どちらかというと、親の立場でこのドラマ見てました。。  ほんと、親になるってのは大変だなあって。
しみじみ思いました・・・ 親じゃない私ですけどね。

自分の罪に対しても、なかなか向き合えない息子。。 彼は苛めの被害者でもあり・・・
なぜ、自分だけが罪に問われるのだって思うのだよね。

でも、最後に被害者の父に会い、少年と仲良かった頃の写真を見せられ・・・・ やっと彼にも
違う感情が芽生えたー  あの泣き取り乱したシーンも印象的でした。 

しかし、これから彼はどうなるのか・・・・ その答えはわからない。。 
ドラマはふっと終わっちゃうので。  お父さんと息子の絆は復活したけど・・ 
それだってまた、わからないよねえ。。  難しい話だ。


原作本もあるようだけど。。  読んでみたい気もするが、また、もっとど~んときちゃいそうだなあ・・・って、
読む勇気(?)がないかも。  しばらくは・・


しかし、ドラマは見応えありました。  脇を固める豪華キャストも。
弁護士役の天海さんやら、家庭裁判所の調査官の安田顕さん、ちょっとした出演場面でも祖父役の
山崎努さんとかね・・ 皆さん、要所要所に存在感があったよー。 
55周年特別企画ドラマですからね。   これからもテレ東、ドラマでも存在感出してほしい。


では、もう一つのは、次の話でー。