ぼっとん便所は、「ほん怖」。

昨夜は、久しぶりに・・(ほんとに、何年ぶりなんですよ全部観れるのって。)、「ほん怖」を堪能しようと、
8時台までのTVはすべてあきらめ、充電して、ワンセグ視聴にのぞみましたよ。
ハハハ・・・携帯ワンセグで見るホラーってどんなもんかと思いましたが、ちっちゃい画面のせいばかりでなく、
昨夜のは、あんまり怖くなかったかなあ。。  って、もともと、そんなめちゃ恐いってのもないんですけどね。
なにせ、吾郎ちゃんと子供たちでも見れるやつですから。  
お話しもなんか身近なものでね、友とは、「ほん怖」ならぬ「ゆる怖」など呼んでます。
 
 
そこで、「ぼっとん便所」の話がでてきましたけど。 好きですねえ~ ああいうの。
「ぼっとん便所」って今の若い人、入ったことある?  行楽地でも今まずないでしょ?
私などは、そんなの見つけたら、「郷愁のぼっとん便所」など呼んじゃいますが・・・ いやいや、
都度昭和を懐かしむ私でも、 これだけは、水洗に変わってよかったなあって思います。
 
私の田舎の生家は、はい、その「ぼっとん便所」でございました。  まあ、時代じゃ皆そうかと思うけど。
時々私は思い出しますけど、昔は、その「ぼっとん便所」って子供心に怖かったですねえ。
昼間はまだいいとしてもよ。  夜のトイレ・・・ 夜中に起きようものなら、まさに「ほん怖」でしたわ。
 
 
しかも、昔のトイレって、なぜか男女別にあったのですよ。  まず、戸を開けると男子小用のがあるの。
そのぼっとん便所に行くまでには、もう一つ扉を開けねばならなくて・・・ それがまた恐かった。
扉を開ける時の、このドキドキ感・・・  どうか、どうか何もいませんようにって。 (いたら、困るわっ)
そしてしてる時も気が気じゃない。  ぼっとん便所だから当然、臭いもあるだろうから窓は開けてる。
窓からは漆黒の闇よ。。  下にも小窓があるんだよねえ。  それがまた恐い。
何かが覗いてるんじゃないかと、子供心に想像しちゃうのさ。  
そして、きわめつけは、あの漆黒の穴よ。  あの頃の定番ホラーで、その穴から手が出てくるっての。
とにかく、怖くて、怖くて・・・ ほんとイヤでした。
 
今思うと懐かしいですけどね~  (今の子供たちは、体験できないでしょ??)
 
 
夏になると思い出す。。  そういえば、あの田舎の昭和の家自体・・・ 今思うと怖かった。
そのトイレに行く前に、廊下にでなくちゃならなくて、その廊下を歩くのも怖かったのよ。
豆電球がひとつ・・・みたいな明かりでしたし。 
今、あの家に一人で泊まれって言われたら、絶対無理~  
 
昭和の「ほん怖」は身近にあったのです。
夏になると思い出す。。。  そして不思議なのが未だに、夢に出てくる自分の家は、あの頃の。
昭和の生家なんですよ。。  もう何十年前の話だいってことなのに。
 
 
そういえばお盆でしたね・・・  爺ちゃん、婆ちゃんには・・・ずっとご無沙汰しています。
たまには会いたいこともあるけど・・・ いや、やめとこ、やめとこ、ほんとに会ったら怖いです~
夢で会うくらいがいいです。
 
今日はちょっと涼しくていいですね。。。