深夜はー ダークファンタジーがよい。

明日・・ってもう今日か、仕事が始まるので、今宵はもう一発。 映画の話。 これは暮れに見たものです。
午後ローに同じく、深夜映画ってのも、なかなかゴールデンでは見られない、ちょっとコアな感じ。でも意外と
面白いー ってのを時々やってくれます。 今回は分野としては、私には珍しい「ダークファンタジー」2本。
いつもより短めに紹介しましょう。
 
 
舞台は1944年のスペイン内戦下。 ファシズムはびこる過酷な環境の中で、またお母さんが再婚相手に
選んだのが、大尉さんだそうだけど、冷酷非情のすげえやなヤツよ。 このつらい現実を忘れたかったのか、
少女が見出す迷宮の世界・・・ 現実と迷宮の狭間で牧神から言い渡された3つの試練を乗り越える
少女の成長を描いた物語・・・なんて解説があったけど、ちょっと違うなあ。
これが現実なのか、少女が描いた空想の世界なのか、よくわからないのですが。  現実世界の非情さと
ラビリンスの世界でも起こる試練・・・ 交差しながら話が佳境へと進んでいきます。
映像が独特でなんとも言えず。。 ダークファンタジーというだけあって、出てくるやつが皆不気味。
妖精にしたって、最初はカマキリのでかいやつだし、変身してからも全然かわいくないです。
このグロテスクさが・・・少女の心の投影でしょうか。 
まあ見てて、こりゃ子供向きじゃないなってのだけは思いました。  そしてあのラストも・・・・
賛否両論あれど、結構好評価されてるスペイン映画のようですし、見て損はないかも。
ちょっと不思議な世界を体感するかも。。  (地デジのTVで見たかったな~)
 
 
 
これは・・・皆さんがよく知ってる「赤ずきん」の続編・・・ってか、成長した赤ずきんちゃんの物語。
ここにも狼が出てきますが、今回の狼は、なんと「人狼」 いわゆる狼男です、
そこはそれ、あの私の好きな「トワイライト」の監督作品。  今回もこの、赤ずきんちゃん・・・
2人の王子様に愛されちゃって、狼男に狙われるやら、悪神父にいたぶられても、最後はちゃんと
王子様達が自分の命を危険にさらしても守ってくれちゃうのよね~ ってとこが、ずるっ、。
しかし、これ、別にラブストーリーではありませぬ、 村を襲う人狼は、村人の中にいるー って。
皆が疑心暗鬼になったり、そこにつけこんで、魔女裁判よろしく、オマエこそが悪魔じゃねえかっ、みたいな
神父とは名ばかりの男に翻弄されたり。  (はい、ゲーリー・オールドマン。 今回もクセモノ役です。)
ちょっとサスペンスタッチな部分もあり。。  そして人狼が村人を襲う場面は結構残酷。
はい・・そこがダークファンタジーですから。。  やっぱり子供向きではありませぬ。
この神父とやらも、人狼といい勝負で残酷だしね。  踊らされる人間の恐さってのも。
また結末も賛否両論ってか、どっちかつうと、そりゃないだろ~ かもしれないけど。
私的には、そんな悪くなかったかな。
 
 
とにかく・・・深夜にはぴったりの「ダークファンタジー」2本。 見る時はぜひ深夜に見てください。
できれば明かりを消してね。。。
 
 
それでは、おやすみなさい。  明日は私も現実の世界ですぅ。