慣れとあきらめ 2

続きです。  もう家に帰ってきちゃいました。  やっぱり・・ 家のが落ち着くかなあ。 (って、あそこがダメなのだ! ああ、前のとこがよかったなあ。。。 って、もうないのよね。)
 
スーダンカタール、両極端な独裁者の国でした。   カタールの若者は・・生まれた時から、貧乏ってもんを
知らずに、そして一生金に困る・・ということが、どんなことかも知らずに(?) あの大豪邸の生活を・・ 
「俺なんて中の下だよ。」って思うんですかね。   あ~ ちきしょ~ 羨ましい~ (あれだったら独裁者がいても全然いいです・・)
 
かたやスーダンの難民キャンプ(って言うのか?)の少女には・・ あれが生まれた時からの世界であり。。
うちらが突然あんなふうになっちゃったら、気が狂いそうだけど、そこに順応して生きていくんですかね。
その生活の中にも未来への夢を持ち・・・  やがて大人になってそれが「あきらめ」 になってしまったら、
それでも生きていくんだろうな。。 (って、どうなるんだろうね。 なんか独立地域ができたらしいけど。)
 
 
そして私も変なところで思ったの・・・  私の今の生活も・・・ 慣れとあきらめの中にいる・・?!
もう何年になるんでしょう。  この大貧乏生活。。  だんだん変な具合に慣れちゃった気もする。
最初は・・ ってか、バブリーな頃の私には考えられなかった日雇い派遣
時給800円。  交通費もでないで、2時間前には家を出る。 そして1日、延々と同じ作業を続けるの。
そんなバカなっ、 絶対イヤ~ できない~ って思ったのが・・・  普通になってきちゃいました。
 
おしゃれ・・なんて言葉はとうに死語となり、 もう何年も楽しみで洋服を買ったことがありません。
服を買う時はほんとに着るものがなくなってきた時・・ それもできるだけ安いもの、 できれば千円でおさめようと思ってますから、当然、限られてきちゃいます。
化粧品・・ ほんとはもうそろそろ気を使わなくちゃならないんだけど、もうそんなのにお金使うのもったいなくて。
今はほとんど、仕事行くにも、どこ行くにもノーメイク。  だって・・ おしゃれするような職場でもないんだもん。
誰も自分のこと気にしないし。。
 
友達・・ 今誰とも会ってません。  せいぜいメールでやり取りするぐらい。 私がお金がなくってどこへも
出られないから、 だんだん疎遠になっていく。
 
なんだか第三者として聞いてると・・ ほんとやんなっちゃう生活よ。   だけど・・・ なんか慣れてきてる。
どこへも行けなくても、 誰にも会えなくても・・ とりあえず生きていける。 
時間だけとにかく働けば、とりあえず日銭が出る。  何も考えずに・・ 家に帰ってそしてまた。
 
いつか病気になったら・・ もし今家電の一つでも壊れたら・・・  もし全然支払いができなくなったら・・
いろんな心配はあるんだけど、この暑さとともに思考停止。  
 
就活・・ それももう・・ どう頑張ったって、もうチャンスなんてないんだ。。 なんてあきらめが半分。
 
あんなに好きだったジムも行かなくなって、 早2ヶ月。  行きたいのは行きたいんだけど・・
行かなきゃ行かなくても・・・  生きてくのには支障がないって。
 
どうなの、これ?  なんかヤバイんじゃないかなって。
人間の順応性ってのはすごいもんだと思うけど・・ これは良いことでもあり、良くないことでもある。
慣れ・・=あきらめ・・ 
 
独裁者の話しから変わっちゃったけど、 なんだかTVも見ながら、そんな自分の事、考えてた私です。。
しかし何だね・・ 独裁者が悪いのは、庶民に分け与えないことだね。
カタールみたいに、十分還元されちゃたら、 独裁者も何もないんじゃない。
私はあんまり民主主義に理想を見ないの。  皆が政治を考える時ってのは、たぶん時代が悪い時だね。
 
しかし日本の若者は・・ ネットじゃどうだかわかんないけど、怒らないね。。
これも慣れと・・・   ?