お休みだから映画の話・ クレイジーズ

う~ん、 すっかり早起き体質になってしまったか、昨日は4時頃に寝たのに、8時には目が覚める。
まあ、いいんですけどね。。 お洗濯もしたいことだし。  後でお昼寝しようっと。
 
起きてたのは、やっぱり深夜映画です。  「スリザー」ってな、未知の宇宙生命体が地球にやってきて・・ってな、話しなんだけど、 全然っ、SFっていうより、 こりゃ、どっちかっつうと、ゾンビ映画じゃないかって。
だって、その怪物にやられたあの住人たちの歩き方・・・  ゾンビじゃんけ。
どんどん、増殖していくのも。。  手をかえ、品をかえ、ゾンビ映画ってホラーの原点かしら。
 
 
そのゾンビ映画の巨匠と言われる、 ジョージ・A・ロメロさんが、1973年に作った映画、 そのリメイク版を見てまいりましたのよ。   「クレイジ―ズ」、  ここに、ゾンビの原点があるのかしら?
 
舞台はアメリカの、とある田舎町。  そこに軍の飛行機が落ちたらしい。  らしい・・ってのは、全然ニュースにも何もなってない。  そしてお話は唐突に始まるのだけど、皆が知ってる温厚な住人おじさまが、突然、銃を持って子供たちの野球の試合場に乱入・・・  完全に目がいっちゃってる。
駆けつけた保安官の問いかけにも、何も反応せず、目がいっちゃたまま、銃を向けてる。
間一髪のとこで、やむなく彼を撃ってしまった保安官、 ちょっと自責の念にもかられるのだが。。
これは単に始まりにすぎなかったー
 
 
どんどんおかしな人たちが増えてきてる。  いったい何が起こってるんだー って、わかんないうちに、
今度は軍の部隊まで登場。  みんなガスマスクみたいなので、顔を覆っちゃって。。 
そして、住人たちを捕えては、施設の中に囲いこむの。。   
そして徐々に事情がわかってきた。   密かに細菌兵器を運んでた軍の飛行機が墜落。
その細菌が川に流れ、しいては水道を汚染し・・・   水を飲んだ人間は、頭がおかしくなる、
まさに、クレイジーズ、 狂人(なぜか凶暴) になっちゃうんですよねえ。
 
 
だから、今回はゾンビ・・ じゃないんです。  生きてる人間なんだよね。  だけど、すでに人の心を失ってる。
そして軍は、助けに来たんじゃなくて・・・ この事を隠ぺいしようとして、感染者もそうでない人も皆殺し、町を焼き尽くそうとするんです。    どっちも恐ろしいですわね。
 
 
この状況下で主役の保安官とその妻、さらに助手やら、 クレイジーズと軍の追手を振り切りながら、脱出を
はかろうとする。   さあ、その運命はいかにー ってな、ドキドキ感のパニック映画であります。
 
 
ロメロ監督がこの映画を作った当時は、ベトナム戦争のさなか、 細菌兵器の恐ろしさやら、クレイジーズとは、いったい誰のことを指すのかー ちょっと社会派な匂いがしたみたいなんだけど、 今回のじゃ、私は流行りの
TVゲーム感覚な、 B級路線を楽しんじゃいましたけどね。
 
 
しかし、クレイジーズってはたして、感染しちゃった人だけなのでしょうか?
軍が、普通の生きてる人間にさえ、一緒くたに、トレーラーに閉じ込めて火をかけるー なんて、そんな残酷な事ができるのは、クレイジーじゃないんですか?
そして一緒に逃げてきた保安官助手、彼もおかしくなってたけど・・ あれは、はたして感染のせいでしょうか?
なんか・・ 微妙~ だったよね。  人間は誰しも、クレイジーズになる危険がある?!
 
 
私はさ、 ルアンダで実際に起こったホロコーストな世界を思い出しちゃいましたよ。
あれもさ、なんだか原因がわからないまま、 ある日を境に、今まで普通に暮らしてた、フツ族ツチ族が、
急に敵対しちゃって、ルアンダ全土を巻き込んで、殺し合いになっちゃったんでしょう・・?
聞いた時には、想像すると、ホラーだよ。  アナタの仲良くしてた隣人が突然、襲ってくるんだよー。
 
あれもいったい何だったんだろうね・・?  まさか細菌兵器じゃないだろう。。??
 
 
最後に・・ 主役の保安官、 この人どっかで見たことあるなあって思ったら・・・
こないだダイハード4.0に出た、 あの・・・ イケメン悪役でした。
ダイハード4に違和感を感じたのは、 この悪役のせいでもあった。  だって、この人悪役顔??
そう思ったら、 やっぱ今回は主役の保安官ですよー (正義の味方!)
 
この人です。 
 
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さあ、 お金のあるうちに、どんどん映画も見たいですね。。  やっぱ、楽しい映画って。