夏ドラマ、「鉄の骨」・・ よかったな

本日も暑い中・・ ネットカフェに来ています。  ちょっと前まで、いかにもB急な「怖いお話」とやらを、 見ておりました。   夏ですね~ 怪談ですね~ というわけですが、 大人になってしまったんでしょうか。   
このぐらいじゃ、ちっとも怖くないわ。
 
 
★ さて、 夏ドラマ、 昨晩は「鉄の骨」 最終回でした。   長くやってればいいってもんじゃないけど、
民放ドラマがだいたい10話程度やる中で、半分の5話ってのは、ちょっと寂しいな。
というか、それほど、内容的に見ごたえありました。
 
企業ドラマというと、どちらかといえばお堅い。   それも「談合」がテーマの話なんて、 パッと見ておもしろいと思うような話ではないのですが。    じっくり見てくと、いやー、実におもしろい・・ というかハマりました。
 
 
いまだに、ちょっとわかりにくい世界じゃありますが、 その中にいきなり放り込まれた主人公の、 最初はとまどい、 そして知るにつけ、ハマっていくにつけての、倫理感と組織の一員としての間での悩み、苦しみ、 人への思い、仕事への思い・・・ こういう事なら、誰にでも通じるものでしょう。
 
 
小池徹平くんていうと、どうしても民放ドラマの明るいアイドルキャラ的に見えちゃって、最初はどうかなって思ったけど、 いや、この主人公としては、 なかなか。  真面目でまっすぐな感じが、すごく適任でした。
それゆえに、この海千山千の男たちの世界に、いきなり放り込まれて・・ たいへんなストレス抱えて、
なんか同情しちゃったわよっ。
 
 
しかし、この海千山千かと思った男たちにもいろいろあって・・  うん、 今回は脇を固めた役者さんもよかった
ですねえ。    陣内さん演じる緒方常務も、最初はイヤな奴かと思ったけど・・ 実は熱いイイ男だった。
徹平ちゃんが最後に言った 「ご一緒に仕事ができてよかったです。。」って、ほんとにそうだと思う。
会社で尊敬できるよな上司と会えて、一緒に仕事ができる・・ なんてのも、なかなかないもんです。
 
ライバル他社の営業マンじゃあったけど、 長岡さんもよかったなあ・・ 死ななくてもよかったのに。。
(真面目な人ほど、思うつめる。。)   でも長岡さんの死が、最後に徹平ちゃんを動かしたのね。。
 
 
組織内部にいると、それが見えづらく、わかりにくくなってるもの、ありますものね。
実際、私でも、 「談合・・? 何が悪いの・・? それでうまく回ってけば、別にいいんじゃあ・・?」 なんても、
ふと思ったりしたもんです。  (これも、その徹平ちゃんの目ね。)
 
彼の中でもそんな時があったと思うんだよね。  職場に慣れ、 周りの人にも慣れ親しんでいき、 新たな仕事の中でも、 やりがいも感じるようになった時。。  自分もこの会社の一員だと実感する時。
 
しかし、それが、また長岡さんの死から変わっていく。。  そして彼が最後に取った行動は・・・
 
いや~ 最終回はまた見ごたえがありました。  男たちの熱い闘いっていうんですか。
常務まで、最後は会社・・ってか社長を裏切ることになってしまったけど、 でもこれって男の信念ですよね。
何があっても、それだけは曲げられない、 貫き通さにゃならん時もあるっとさ。
私は思わず、拍手~ でした。
 
しかし、逮捕されちゃうんだなあ・・・ 常務。   徹平ちゃんが検察に行ってしまったことによって。。
今までの談合の責任者でもありますからね。。
でも、けして彼のことは責めない。  むしろ最後まで良き上司として、彼に命令してくれた。
会社に残れって。。
 
やっぱり政治家の裏献金やら、利権やら・・の話もでてきて、ちょっとだけ、建設業界の裏側みたいのも、
わかりました。  そういうのと、また一線を画そうとする若い経営者なんかも、出てきましたわな。
 
ドラマの質としては、 やっぱりNHKがピカイチでしょう。 
こういうドラマは民放じゃ、やりませんよね。
 
 
カンニングの竹山さんが意外とよかったですね。  ああいう感じの人、 サラリーマンでいかにも、いそうよ。
 
ーと、昨日はこれ1本で感動してしまいました。  悪い終わり方じゃなかったですよ。。
 
もし、再放送でもするようなら、 お時間ある方は見てみてください。。
 
ながら見はダメよん。    じ~っくり見てね。  じゃないと、これは味わえません。
 
 
さて、まだまだ私はカフェにいます・・・