こういう愛ってどうなの・・「サヨナライツカ」

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この冬は結構大人向けのラブストーリーがズラリと。 先週友達とそんな話しをしてたんですが、どれも見たいねって。 そんで、今日は会社の帰りにまずこの1本。
辻仁成原作、その奥様の中山美穂さんが久々の主演です。 「サヨナライツカ」
特に原作の本も知らず、詳しい内容もわからずに行ったのです。。

今ちょっとヤフーのレビューを見てたんですが、あら?かなり酷評されてますねえ。
う~ん、まあちょっと現実的に見ちゃうとね。。 こんないい話しあるって??
でも、ただ今恋活中のanbeln、自身の体験も思いだしながら、しっかりハマってまいりました。


お話は・・ 婚約者のいる主人公, (なんと名前は東垣内 豊とな。)がバンコクに出張?赴任にやってまいりました、そこで、なんとも魅惑的な女性と出会う。 これが美穂さん演じる間中沓子さん、なんかちょっと魔性な女の
匂いよん。

そしてこの人超肉食系?! いきなり西島さん演じる東垣内豊の部屋にやってきたかと思えば、カーテンの
光越しに透けて見えそな薄いドレスに体のシルエットをさらしたかと思えば、パンツ脱いじゃって・・
 
あらまっ、いきなりのセクシーシーン。
そしてこんな美女がこんな事、目の前でしてくれたら・・ 男ってそんなもん??
婚約者も忘れて、彼もまた彼女に飛びついていく。 そして二人は激しく求め会い・・・


これはちょっとびっくりでしたわ。 これ演じてるのホントに中山美穂リンなのー?
ヌードこそ旨く撮って、見えにくくしてるものの。。 かなりきわどい、激しいシーンですよ。
ちょっと獣のような求めあいっていったらどう?  ウハハ、いいですね~ 

そして、それから二人の逢瀬と情事の日々が始まる。。

そう。。 この二人の愛って・・ 言っちゃえば「情事」なんだよねえ。
そこには、普通の恋人のように自分たちが何なのか、現在も未来も語ることもなく。 ひたすら、体を求めあう。
二人の一番の思い出の場所といったら、沓子さんが宿泊するオリエンタルホテルのサマセットモームの部屋。  ここで二人の密事がずっと行われるわけです。
だけどその体だけの関係ゆえに・・? この二人の情熱の濃さは何なのでしょう?

もともとは「好青年」って呼ばれるほどの真面目な彼。 やっぱり婚約者への後ろめたさも、ぬぐいきれない。 
こんな事してちゃいけない。 わかっていても、やめられない、離れられない。
すっかり沓子さんにハマっちゃいました。 
だけどこの沓子さんも。。 けして魔性な女でもありませんの。(ある意味魔性かもしれないけど。)
彼女も彼から離れられなくなっていく。  二人の強い絆みたいなのができてくんですよねえ。。


しかし、やはり運命の時は流れ・・ 豊さんも現実を見始める。 バンコクを去る、婚約者との結婚も待っている。   急に態度が冷たくなるシーン・・
実は私、ググってきちゃいました。

私の7年男・・ (7年腐れ縁でもつきあった人ですね。。) この人にも別な女がいた。
そしてどちらかに決めようと思った時、やっぱりこんな冷えた態度がきましたわ。
相手がいる方がどうしたって強いよね。。 沓子さんが抱きしめようとしても、キスしようとしても、豊さんは冷たく
手を払いのけー 「もう終わりにしよう」って。。 なんかせつない・・
あの沓子さんが昔の自分に見えてきた・・(?) 
空港の別れのシーンは悲しかったですねえ・・


でも二人の恋(?)は、そこで封印されたけど、けして消えたわけではなかったのですね。。
そして25年の歳月を経てなんと再会。 それからがまたちょっと・・
酷評してる人は、こんなとこにも冷めちゃったの? 
あの情事だけの恋がこんな25年も経って、あんな偶然な再会あるかいって? そんで、またあの純愛みたいな展開は何ー?って。 
でも、これは当事者だけにしかわかりませんよ。

私だって、またあの7年男に再会したら、どんな反応になるかわかりません。
当時はほんとに好きで好きでたまらなかった人ですもの。。 あんなに自分を振り回しても。。


まあ、こんなところで・・ 私は結構好きでした、この映画。

久しぶりに見た中山美穂リンが、きれいでしたね~ 年とってなお、その美しさ。
感心しました。  女ならこのぐらいになってみたい・・(って無理か。)
こんな女なら・・ 即座に男も落とせるものでしょうか。

石田ゆり子さんのしっかりしすぎる婚約者も好演でした。 ほんとにこの人は奥さん向きですねえ・・
愛人のとこにも堂々(戦線布告?)行っちゃうんだから。 妻は強しって。
この婚約者の前に立ったら、あの魔性の沓子さんが、なんとはかなかった事・・・


西島秀俊さんもよかったですねえ。 真面目な男が落ちる時って。。 

あと何本観れるかな。。 今年の冬ラブストーリー・・