今週は映画を見ようってのが、1つの目標でしたが、水曜日は、思わぬとこで出遅れ。。
木曜日、気を取り直して、シアターへGO! 会員の私は平日割引がありますのよん。
さて、これは見ようと思ってました、「カムイ外伝」。
おそらく40代以上の方は知ってる人も結構いるんじゃないでしょうか?
白戸三平原作の漫画、過去にはTVアニメなんかでもやってたんですよね。。(って、これを見てたあなたは、
結構なお年かもしれませんが。。)
でへっ・・ 実は私も知ってるんだよ~ 私にとっては、「どろろ」の百鬼丸と共に、時代劇漫画のヒーローでありました。 二人とも共通するのは、「孤独」と「陰」、そして何ものにも勝る、その生き抜こうとする強さ。
ぞくぞくっとくる男じゃあ、ありませんかあ。
しかし、なんでまた今やるのか、「カムイ」。 「どろろ」、やったから・・? カムイもやっちゃおうって・・?
(たぶん、同じ時代のころだよね・・?) まあ、よくわかりませんが、とにかく見たいって。
しかし、またちょっと心配も。
だって、「どろろ」、すべったからねえ・・ (私にしてみれば、あんなのダメだよ。)
妻夫木くんは、ちょっと百鬼丸とはイメージ違いますがな。 (どうしても妻夫木に見えちゃって。)
作りも大雑把で、超お子様向け、アニメのが、どっちかっつうと、ダークな重い感じがしたよ。。
(うちのオトンがこの2つは大好きで、レンタルビデオが流行ったころには、さっそく借りて、家族で見ました思い出も。。) 子供が見るには、なんか大人っぽかったなあって記憶があるんですけど・・
して、今度のカムイ、やっぱりマツケン! あれはあれで・・ なりきってますがな。
お話も妙につめこまずに、(ダイジェストのように流さずに)抜け忍スガルの話にしぼったとこもよかったですね。
まあ、欲を言えば、実は前半部分がもっとほしい。 皆さん、カムイの必殺技覚えてます?
なんかスルっと流れて終わっちゃったでしょう?
結構いろんな追い忍が出てきちゃ、カムイと闘って散っていくんですよ。。
そんで、その必殺技でとどめを刺したり。。 (変移抜刀霞切り、いづな落としって、やつですね。)
追い忍で私が覚えているのが「五つ」・・とかいう人なんすけどね。 ちょっと出してほしかったですね。
(でもそれ、やっちゃうと、またダイジェストっぽくなっちゃうから。)
欲を言えば、せめて2部作にしてほしかったです。 今回はカムイがどんなもんか、いろんな追い忍たちと、
そのエピソードで占めてほしかった。
それで、続編で、この「スガル」の話をやってほしかったですねえ・・
(って、そこまではいけなかったか。。)
でも、このスガルの話は、たぶん一番わかりやすく感情移入もできるでしょう。
ああ、スガルってのは、くの一のぬけ忍です。 同じく追われる身となり、島に流れつき、今は漁師の妻として、
母として、ささやかな幸せの中に生きていた。
突然現れたカムイに、最初は警戒と敵意を持って殺そうとさえしますが、やがてお互い心も通じ・・
抜け忍として追われる身の中で、片時も休まることのなかったカムイに訪れた、ひとときの平穏。
スガルの娘、さやかの一途な思いにとまどいながらも、ヒトのぬくもりのようなものを知るカムイ・・
そして、それがある日悪夢のように壊された時ー !
伊藤英明の悪役ぶりもカッコいいです~ 漫画の「鮫殺しの不動」はもっといかついオッサンなんですが、
この不動、カッコよすぎるじゃないの~
「海猿」で鍛えた海の男っぷりが、よかったですね。。 (ちょっとあの鮫は、ジョーズもびっくりな、あまりにもな
CGじゃありましたが・・ 映画で見てね。)
漫画を知ってる人には、ストーリー展開も違和感がないので、結構楽しいかもしれません。。
しかし・・ まったくサラな人にはどうかなあ・・ ってのが、ちょっと。
伝わりましたかねえ、カムイの世界観。。?
アクションはなかなかイケてました。 とにかくマツケン、何やっても、やっぱうまいよなあ。。
そんで、これは久し振り(?)カッコいい二枚目のマツケンですわ。
伊藤英明と合わせて、それだけでも、満足な私でもありました。
ただやっぱり・・ 2時間でまとめるのは、無理もあったかなあ。