なるほどね・・・ スラムドッグ$ミリオネア

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昨日は予定通り、仕事の説明会の後、映画観てきました。
本年度のアカデミー賞作品賞他取りました、「スラムドッグ$ミリオネア」です。
見まして・・・ まず、思ったのが、う~ん、なるほどね。。って感想です。

もういろいろ紹介されてると思うので、ご存じかと思いますが、大筋は、インドの貧しいスラム出身の青年が
このクイズ番組「ミリオネア」に出演して、次々とクイズの答えを当てていきます。
最後に後一歩で億万長者に・・ってとこで、こんな教養もないやつが、こんなに偶然でもクイズに当てられるわけがないって、詐欺師容疑で警察に捕まります。
拷問のようなことされても(コワ~い、インドの警察っ)一向に口を割らない青年。
だって、僕はほんとに答えを知ってるんだ。。 なぜなら・・・ というわけで、警察の尋問から、青年の回想、
そして、彼の今までの壮絶な人生が明かされていくー  って、こんな感じ。



ウホホ・・ 確かにすごいす。 めまぐるしく展開していくので、ちょっと冷房が効きすぎて、トイレに行きたくなっちゃったんだけど・・ とてもトイレなんて行ってられませんわ。

ホームレス中学生ってのがあったけど、この子はまさに、ホームレス中学生どころか、小学生? といっても、
小学校も行けないですよね。 お母さんが(シングルマザーっぽかったね。)宗教暴動の犠牲になって死ぬなんてとこから、悲惨。 


親がなくても子は育つ・・と、言いますが、親もなくして育つ子はたいへんじゃ。
まったくインドの子はたくましいっ。 ここまでのたくましさは・・・日本の子には求めないです。
やっぱ、それは良くないっしょ。  このインドじゃ、貧乏人に生まれたら、生きること自体が戦争のようなもんですな。。


そんな中で出会った同じみなし子、ホームレスの女の子、ラティカ。
この出会いが最後の主人公の奇跡まで続きます。  思えば、この初恋が、ず~っと彼の心を占めてるんですなあ。  彼、ジャマールの生きてくエネルギーでもあったんですよねえ。


もう一人重要人物は、ジャマールの兄、サリ―ム。 子供のころから、ちょい悪兄ちゃん。
成長してからは、ほんとのワルになっちゃうんだけど・・ これも生きるためには仕方ないかな。。
このお兄ちゃん失くしては、ジャマールが無事に生きていけたかどうかはわかりません。。
ジャマールは弟で、純粋な分、やっぱ足りない感じもあるんですよね。


ジャマールを傷つけもするんだけど・・ 要所要所では、やっぱお兄ちゃんの本領発揮。
ヤクザの親分とこから、命がけで弟を連れて逃げたり、最後の奇跡も・・・
このお兄ちゃんの犠牲があったればこそ。 
お兄ちゃんがジャマールに自分の分も 「希望」 ってやつを繋げたのかもね。


クイズミリオネアのシーンはまさに、日本のと同じなんですけど。。。
これって、オリジナルはどっち?? 海外の番組なんですか?
音楽まで一緒なんで、日本人には馴染みがいいです。 あの司会者は(映画のね。)ちょっと性格悪いよねっ。


まあ、全編そこそこ納得です。 ダレがないので飽きずには見れます。
でもアカデミー賞までいったのは、、ちょっと私的には微妙かな。。
見ようによっては、B級路線にも見えるし。 ちょっとあそこまで偶然が重なる~?!って。
あんなピンポイントに問題が来るかよって。 でも、よう考えましたね。
お兄ちゃんと弟の人生が分かれるのも、まあよくあるパターンっちゃ、そうだしぃ。。
ジャマールが最後まで初恋を貫くのは、インド人にはウケそうだな。

で、音楽が楽しいですっ。  インドのヒップホップみたいなのも聞けますよ。
私、音楽は満足っ。


エンディングはなんとインド映画にゃかかせない、集団ダンスが見られますよ~
インドの俳優さんてさ、もう躍れないとダメっすかねえ。 
インド映画を知らない人は、あれれ、あれれって思うかもしれないけど、これはこれでOKよ。

まあ、映画館で見ても損はないと思います。。 

写真は冒頭のシーンで、実はここはトイレです。 でも男の子があまりにもかわいいのでっ。
この子供時代のジャマールがかわいいんですっ。 ほんとのスラムの子らしいっすね。。
出演料とか貰えたのかな?


同じこういう映画なら、昔みたインド映画の「サラームボンベイ」なんかのが、私的には賞をあげたいですが。  まあ、これはこれで。。


本日は遅くなります。。