独裁者は魅力的?

夏の連続ドラマも「太陽と海の教室」を残すばかり、みんな終わっちゃって、この番組の改編期はドラマ大好きの私としては、ちょっとおもしろくねえ時期。 やたらロングなバラエティ番組の特番が多いじゃないですかっ。 
3時間とか4時間とかなんすかー? って、昨日もそんなだったんだけど、これはちょっとおもしろかった、
ビートたけし独裁国家で何が悪いっ」っての。

これは確か前作も見たんですが、なかなか知りえない第3国にスポットをあて、またその国の独裁者の姿を紹介するって(バラエティではありますが。)なかなか興味深い番組です。

 
で、途中から見たんだけど、南米のチャベス大統領、ボリビアの・・あ、名前忘れた。まあ今の先住民出身の大統領です。 そしておなじみのキューバなど。 これ見るとちょっと独裁者の印象が変わりますね。。 
独裁者、必ずしも悪ならずー ってな。 私は・・たまに偽民主主義よりは、ほんとに国や国民のことを第一に考えるなら独裁者でもいいや・・ぐらいに思ってるんですが。(まっ、ちょっと日本ではありえないんですが。) 
今回はちょっとそんないい面も。


チャベス大統領は結構TVで見てたけど、あの国連総会ですか? 堂々大国アメリカに、あのブッシュに喧嘩売ってんの見て、ちょっとスカっとするぐらいでした。 イエスマンばかりじゃなく、たまにはあんな破天荒な人もいてほしいわ。 その独裁者たちに共通して見えたのは、大胆な政策の実行です。 まっ、独裁者だからできるってのもありますが、あれで助かった国民も大勢いるというのが、救いです。
ゆえに、国民支持率も高いようです。

チャベス大統領の石油関連の会社について、外国企業を追い出して、全部国有化するってのは、なかなか良いとこに目をつけたかも。 外国資本においしいとこ取られちゃってもねえ、ベネズエラの発展はないもんね。 
その分医療、福祉の面で国民に還元するとか、国民としてはありがたい。
 

ボリビアの、学校へ行かない子供たちをなんとか学校へ行かせようと、学校へ行ったらお金をあげる・・というのは、なかなかない発想ですよね。 これも貧しい先住民出身の大統領だからこそ思ったのかも。
親たちはどうしたって、目先の生活が優先だから、なかなか将来まで考えられない。 だけど、教育ないところでは、その子供たちも永遠に貧乏から抜け出せないわけですよ。。 それをなんとか変えようと、そういうとここそ、国民が期待するとこですよね。。 ただ、そのお金はどこから排出してんのかな? コカですかね・・? コカとコカインは違うなんて言ってたけど・・・ どうなの?


キューバ自給率をあげるってな農業政策はちょっと日本も見習ってもいいかも。 地方で農業をやる若者たちが、「ずっとここで働きたい。」って言ってたのは印象的でした。 農業だってやり方によっちゃ、けして魅力ない仕事じゃないはず。 日本だって農業を離れちゃった人もいれば、農業やりたいって新たに思ってる人たちも多いと思う。。 そういう人たちがもっと農業に参加しやすくできるシステムを作ったらどう?


カタールの首長も革新的でおもしろそうですね。 お父さんをクーデターでトップから追い出したそうだけど、
クーデターで追い出しただけのことは、やりとげてますねえ。 
私はアルジャジーラも好きですよ。 欧米一辺倒のニュースより、あんなTV局があったらおもしろいですよ。 
余裕があったら、視聴してみたいです。 たまにネットじゃ「イングリッシュ アルジャジーラ」見てるけど。 そう、独裁者の国しては、どこぞの国みたいな独裁者よいしょの、つまんない国有テレビにしてないのがおもしろいです。
ポストドバイも狙ってるようだから。 ちょっと注目国かも。。


といい事ばかりのようですが・・・ ジンバブエムガベ大統領みたいな最低なやつもいる。
まさにこいつは悪の独裁者。 反対者は消し去り、国民には困窮をしい、自分らは贅沢し、(これが、まあ世の
独裁者イメージですがね。)しかし、この人も登場したときは、国の英雄だったそうです。。
だから、あんまり長く権力の座にいることはやっぱり良くないかもねえ。。
その人がある日間違った方向に暴走するなら止める人もいないと。。



ーって結構おもしろかったです。 ちょっと考えさせられた。 そして最後はやっぱり、これからの日本のリーダーは・・ってな話になるんですけどね。

こんだけ魅力的(?)な独裁者たちを見た後では、ちょっとわびしいね。 独裁者になれとは言いませんが、もっとダイナミズムに国を動かせないもんでしょうかねえ。 どうもいろんなとこに気を使う(?)ばかりで、ちまちまと、
こて先の事ばっかりやってて、問題が先送りになるばかり。。
ど~んとやってくれる人はいないでしょうか。

さて、今日も私は就活~