団塊世代にエールを 2・ 哀愁のスターローン

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さて、「無理な恋愛」の立木正午さんに、すっかりハマった私でしたが、今日はもう一人、私の好きな団塊さんです。  ご存じシルベスター・スターローン。 ロッキー、ランボーシリーズは全部見てきた私ですが、昨年ですか。 「ロッキー・ザ・ファイナル」をやると聞いた時から驚いた。 しばらくスクリーンからご無沙汰のようにも見えたけど、(日本で公開してなかっただけ??)カムバックはロッキーかよって。 
名もなき若者が最後の夢に賭けてーって、世界チャンピオンに挑戦した日から早30年あまり・・ 若者はすでに老年の域に・・ なんか見たいような見たくないような気持ちでしたが、やっぱりファンのケジメとして最後まで見なくちゃって、行ったもんです。。 
やっぱり、全盛期のころとは違うけど、ファイナルというだけあって、懐かしさと(回想シーンも多かったし)、
ロッキーとスターローンの勇志が重なって、最後はウルウルしちゃった私でした。


と、なると、やっぱりこっちも見なくっちゃって、先日映画行ってきました。
さて60過ぎたスターローンがはたして、ランボーになれるのかってのも・・心配しながら見に行ったもんです。 
しかし、安心したってか、変わんないじゃんか~ って、嬉しい限り。
 

今回もストーリーは単純です。 危険なミャンマーの奥地でボランティア活動するアメリカ人グループが政府軍に拉致される。 一度彼らをミャンマーまで船で送り届ける役目を果たし、タイに戻ってきたランボー。(ランボー
なぜかタイで蛇使いのアシスタントなんぞをしておる。) 

再び彼らを救うために、雇われた傭兵グループと危険を顧みず、政府軍100人からの大部隊相手に決死の救出劇、さらに死闘をくりひろげます。 
ボランティアグループの美人なお姉さんにちょっと魅かれてる気もしますね~

しかしちょっと驚くのは、、ランボーってこんな残酷だったっけ?って、今回はやたら目をおおいたくなるシーンも
多いです。 (だからR-15になってます。)

冒頭のシーンでは、ミャンマー軍が田んぼに地雷を投げて、連れてきた捕虜に、その田んぼを走らせるシーンが出てくる。 捕虜が地雷を踏めば体が吹っ飛び、運よく渡りきろうとすると、背後から銃で撃たれる・・・ 
う~ これだけ見ても、痛すぎる。 こんなことがホントにあったら、ミャンマー軍って、鬼畜じゃんかって、anbelnにも怒りが。 政府軍が村を襲うシーンなんかも、酷いです。

しかし、リアリティにこだわったというスターローン。
これは本当にあったことなんですかね。 だったら、こんな部隊やっつけちゃってくれ~って、後半は見事など派手アクションが続きます。 ただし・・それも痛いです。 味方も死ぬし、体が吹っ飛ぶシーンとかね、コワいですよ。 でも、戦場って残酷も何もそんなもんなんでしょうねえ。。


しかし、ただのアクション映画にしなかったのは、その痛みが伝わるんです。
これがちょっと今までのランボーとは違うのかなって気がします。

最後にボランティアグループの女性(たぶんランボーが魅かれてた)と、ランボーのモノ言わぬ視線の交差が
すべてを物語ってるっていうか。 
こんな一派が壊滅したからって、この国が変るわけじゃない。
闘うことがいいんじゃない、だけど、善意だけでも世界は回らない・・・ これはby anblen。
どんな思いがあったんでしょうかねえ。 

また私はウルウルしてきちゃいましたよ。

年齢を重ねて、若い頃とはまた違う視点や撮り方、味わいがでてきたんじゃないかな。

そう、立木正午さんも言ってたじゃないか。
年を重ねることって悪くないよ。 オレは今が一番いいって。


スターローンからも聞こえてきそうです。 このインタビューで「死ぬまで子供のように遊んでいたいー」なんて言ってましたね。 遊ぶこと・・つまり映画を撮り続けること。

ぜひ頑張っていただきたい。