今日はお休み・ お昼の映画は「リップスティック」

またこんな時間に、こんな話題でなんですが・・ 今日はシフト休みなんです。 
やっと春が来たかってな、いいお天気でしたね。 さも行楽日和ではありますが、行楽予定もない私は、
お布団干し日和にしちゃって(そう私、洋室ではありますが、ベッド嫌いなんで布団なんです。)
さっきまでいつものお昼は12チャンネル。 「CSI」見てから、午後のロードショー。 
今日は「リップスティック」でしたわ。


なんだか懐かしい? わぉっ、70年代!の映画だよ。 若い人はご存じないかもしれませんが、
当時は結構、「衝撃の問題作」って名うって、日本でも話題になったんじゃないですかね? (そんな記憶が。) 何が衝撃かって、2つの事件とその結末のほどでしょうか。 
今見てもそんな古い感じはしませんでした。 テーマがテーマだからね。。


今は亡きマーゴ・ヘミングウェイ演じる、美人セクシーモデル、クリスが妹の音楽教師にレイプされる。 こんなことで泣き寝入りはできない、こんなひどいめにあったんだからって、さっそく警察を呼び、法定裁判にもなるんですが、ここで、そのレイプ犯罪の実証の難しさですね。 こないだの「ボクはやってない」の映画では痴漢冤罪があまりにも簡単に決められちゃったのとは正反対に、このレイプ裁判ってのは何? 今度はあまりにも被害者に対して、しつこくて冷淡じゃないですか。 彼女がセクシーモデルってな無関係な仕事のことまでほじくられ、屈辱的な質問と、ねちっこい痛ブリ。 どっちが被害者なんだかってな。 こんなんじゃ女性はまいっちゃいますよね。 
そしてくだされた判決はー 被告の無罪。 まんまとレイプ犯は釈放されるんです。
これじゃ女性は救われないよってな皆さん、さすがハリウッドですから、続きがあるんです。


しかし、この映画、別に社会派を狙ったわけじゃないんでしょうね。 美貌のセクシーモデル、マーゴ・ヘミングウェイあっての企画か、痛いレイプシーンではありますが、美しい肢体が映ってますねえ。
だいたい、よく知らない男性の前にバスローブ姿で出てくるか? ちょっとこのへんは映画って気がしますねえ・・ (って、こういうのは実際に裁判でも不利になりそう。)


一見ハンサムでいい人、妹もお気に入りの音楽教師は実は性倒錯者(?) 演じるのはクリス・サランドン。 
私が映画館で見た時にゃ、もう渋いおっさんになってたけど、(フライトナイトの吸血鬼ドラキュラとか、チャイルドプレイの刑事さん。)、この時はさすがに若いな~  甘いマスクで、私でもお近づきになりたいタイプ。 日本でいうと、俳優さんなら雰囲気「北村一輝」みたいな感じでしょうか。
この映画のせいか、その後もちょいクセのある役が多かったんじゃないですかね? 


意外とよかったのが、妹役で実の妹でもあるマリエル・ヘミングウェイ。 13才の多感な少女の感情がよく出てましたよ。 お姉さんを犯したレイプ犯、危険・・と思っても、自分が好きだった憧れの教師に近づいちゃった終盤のシーンなんか、複雑な乙女心がおもしろかった。 その妹までもが、このレイプ犯の被害にあってしまったからに~ お姉さんの怒りが爆発、法が裁かないなら、自分でやってやるー
というばかりに、最後は銃でめった撃ちにしちゃうんです・・・ これまたすぐ警察に逮捕されるんですが。


そしてこの判決が・・・ なんと「無罪」。 無罪・・って言われたとこで映画が終わるんです。

実際にそんな事ってありえるのかしら? (日本では無理でしょうなあ。) これまたちょっと私としては納得いかない結末ではありますが。。 (だって、殺人は殺人でしょう~!? 仇討ってのはナシよ。) 考えようによっちゃ・・あの教師もこの姉妹に会わなくちゃ・・普通に人生送ってたかもしれないし。。(??) ちょっと男の側からすると、ムラムラ~っときちゃった気持ちもわからないではない・・ しかし、相手がイヤったら、やっぱりイヤなのだ。 ましてや暴力ふるったら、絶対にいけません。  まあ、そういう訳で「衝撃の問題作」だったわけです。 

この午後のロードショー、なかなかゴールデンでは放送してくれないのやってくれて、暇人な時にはありがたい。  しかし、これでまた1日が終わってしまったな・・



今、これからジム行って、一汗流してくるか・・ 考えてます。