うわっ、暑いですねえ。昨日も暑かった!😱
昨日は掃除ちゃちゃっとしちゃって、行きましたよ、涼みに映画。
昨日は、1日、映画の日だったんですね。 思いの外、人が多かった。
えー、こんな映画でも?って。 いや、私知らなかったんです。 先日ネットで読んで、ある意味ホラー映画より恐いって、誰か言ってたのが気になりまして。
まさかこんな大盛況とは思わなかった。
でもよく見ると年齢層が・・・うーん。
PLAN75 一見どこかのスパイ映画みたいなタイトルですが。
この、75ってのは75才の事なんです。
今でも言われてる少子高齢化問題。高齢者が増えてばかりで若者の負担が増加するって。
そこで政府が打ち出した法案がプラン75。
75才になったら、安楽死ができるという。
政府法案なんで無料のようです。しかも、後始末などもお任せできるようです。
だからお一人様でも大丈夫って。
この作品がホラーに見えたのは、ここ、絵空事のSFチックじゃなくて、実にリアルなんです。
主人公は78才の、所謂、天涯孤独な女性。
演じるは倍賞千恵子さん。久しぶりですねえ。
え~もうそんな年かいって、驚きますが、自分も結構年とってますから。 時は早い。
ババ仲間と一緒に老人ホームで働いてたけど、ある日全員辞めなくてはならなくなった。
どうも一人が倒れたとかで、いつまでそんな老人、働かせてんだよってことになったらしい。
しかし、そうは言われても・・・生きてくためには金がいる、金を貰うにはやっぱり働かなくちゃならないのさ。 そこでハロワに行ってみますが、やっぱり78にもなる婆ちゃんに、そうそう仕事はないのさ。
うーん、なんかやだな、これ私の未来図じゃねえの?!なんて見ちゃったよ。
家賃だって払えなくなるし、この人、働くばかりで楽しい老後なんかなかったんじゃん?
そこで思いつくのが、プラン75だったわけだ。
ホラーより恐いと言うが、私なんてプラン75、なかなかいいじゃないのなんて、思っちゃったよ。
人生も75まで生きれば、もうそんな悔いはないしょ。 お金かからないのがいいな。
この先、ひとりでつらい孤独死するよりいいじゃんて。
それに強制じゃないからね。 SF映画っぽく、姥捨て山みたいに75になったらいきなり連れてかれるよな話じゃない。
それでも、やっぱり違和感を感じるのは、むしろ若い世代か? 自らプラン75に携わりながら、偶然、ずっと会えてなかった叔父さんに出くわしてしまった若男子は、わずかな期間叔父さんと触れあううちに、ほっておけなくなった。
叔父さんをプラン75の施設まで送っていくも、思い返して叔父さんを連れ戻そうとする。
コールセンターの若女子も、話していくうちに主人公と心を通わせ、やっぱり、やめさせようとしたんじゃないか。
こんなとこ、少し救われるかも。。
この映画には特別なストーリーも、ドラマチックなこともない。
皆さんで考え、感じてくださいってことかな。
まあ、お年寄りでもいろいろあるからね。。
裕福で元気で家族もいたら、天命が終わるまで、生きたいでしょうね。
こういうの考えるのも、やっぱり貧乏人かなあ。
私はこの映画、二度は見たくないです。
ではまた。次回はもっと楽しい映画で。